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猫と人が紡ぐやさしい出会いの物語
こんにちは、せ→る→です。
私はよくツイッターやインスタで色々な人の読書感想や紹介を読んでいるのですが、あれも読みたいこれも読みたい状態で、日に日に読みたい本リストが増えていきます…
今日は、高橋由太さんの「黒猫王子の喫茶店 お客様は猫様です」の感想を書いていこうと思います。最後まで読んでいただけたら幸いです。
著者:高橋由太
カバーイラスト:げみ
デザイン:須田杏菜
出版社:KADOKAWA
角川文庫
(敬称略)
最近話題になっていたある小説を読んだのですが、ちょっと自分には合わず…読了後、少々不快な気持ちになってしまいました💦
早くこの嫌な感情を払拭しようと思い、「黒猫王子」を手に取りました。
この物語は、主人公”胡桃”が会社をリストラされたところから始まり、働き口がなかなか見つからない胡桃は、ある日一匹の黒猫を大雨の中助けます。
その黒猫”ポウ”は実は化け猫で、夜は人間になることができたのです。そして、ポウと胡桃は色々あって一緒に喫茶店で働くことになります。
猫と人の言葉の解釈が違うところが、この物語の私的面白ポイントです。
猫と人の関係だったら「首輪」「飼い主」という単語が当たり前でも、ポウが人間になった状態でそれを口にするとだいぶヤバい人になります 笑
ポウがそれに気づかずに真顔で言っている姿も笑えるし、胡桃自身もだんだん否定するのが面倒になっているのも面白いです😂
"まげ太"や"ユーリ"といった新しい仲間(猫)も加わり、読み進めるほど楽しいです。何度も声を出して笑いました。
また、ポウやユーリは口が悪いのですが、猫の姿のときは語尾に「にゃ」がつくので、そのミスマッチ感もなんだかクセになります 笑
癒しを求めて読み始めましたが、とても愉快で笑える、楽しい一冊でした!