見出し画像

きっと二度目が読みたくなる青春小説

こんにちは、せ→る→です。

今日は、第六回ポプラ社小説新人賞を受賞した虻川枕さんの「パドルの子」の感想を書いていこうと思います。

※ネタバレなし

著者:虻川枕
装丁:川谷康久
装画:Ilya Kuvshinov
出版社:ポプラ社
(敬称略)

「ぼく」=水野耕太郎はある日屋上で”大きな水たまり”を見つけ、そこで”泳いでいる”同級生の水原に会います。

その”大きな水たまり”は、水野の気づかないところで世界を変えていたのです。

表紙の美しさに引かれて手に取りました。面白かったです!

内容も表紙同様、爽やかで夏に読みたくなる一冊だと感じました。

ジャンル的には、日常ファンタジー青春SFあたりだと思います。(SFの定義はいまいちわからないけど…)

ページを捲る度に生じる違和感が、後半に次々と解消されていくのがすごく気持ち良いです✨

タイトル回収も、一瞬「ん?どういうことだ?」となりましたが、意味が分かると「ほぅ!」と思わず声に出していました。

切ないながらも希望のあるラストに心が温まります。

一度読んだらきっともう一度読みたくなる一冊です。

ぜひ読んでみてください!

#読書 #読書感想文 #読書レビュー
#パドルの子 #虻川枕
#ファンタジー #SF

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?