きっと二度目が読みたくなる青春小説
こんにちは、せ→る→です。
今日は、第六回ポプラ社小説新人賞を受賞した虻川枕さんの「パドルの子」の感想を書いていこうと思います。
※ネタバレなし
著者:虻川枕
装丁:川谷康久
装画:Ilya Kuvshinov
出版社:ポプラ社
(敬称略)
「ぼく」=水野耕太郎はある日屋上で”大きな水たまり”を見つけ、そこで”泳いでいる”同級生の水原に会います。
その”大きな水たまり”は、水野の気づかないところで世界を変えていたのです。
*
表紙の美しさに引かれて手に取りました。面白かったです!
内容も表紙同様、爽やかで夏に読みたくなる一冊だと感じました。
ジャンル的には、日常ファンタジー・青春SFあたりだと思います。(SFの定義はいまいちわからないけど…)
*
ページを捲る度に生じる違和感が、後半に次々と解消されていくのがすごく気持ち良いです✨
タイトル回収も、一瞬「ん?どういうことだ?」となりましたが、意味が分かると「ほぅ!」と思わず声に出していました。
切ないながらも希望のあるラストに心が温まります。
一度読んだらきっともう一度読みたくなる一冊です。
ぜひ読んでみてください!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?