哲学の部屋「無意識の窓」...「責任と決定」からの続き
哲人 で何割くらい出せた感じ?
すなお えっ
哲人 胸なのか頭の中なのか知らんけど
ここまででそこにあるものは
どれだけ出せたの?
すなお うーん 7割くらいかな
哲人 ほー 結構出せてたんだね
すなお そうそう あと3割くらいなんだよ
哲人 なら その3割出してみて
すなお えっ無茶いうなあ うーん
結局はさ
俺の上司の助けになりたいんだよ
哲人 なるほど そこかー
うんうん それでそれで
すなお でも
俺が代わりにさ上司が大変な分を
全部やるってのも違うんだよ
哲人 えっ?おっ?
すなお わかってる 能力はないよ
そういうことではなくて
もしできたとしても
全部やるのが正解とは思えないってこと
哲人 。。。
すなお 俺もこうやって聞けばいいのかな
哲人 無理すんな
すなお 。。。(怒)
哲人 ごめん いいと思った
自分の言いたいことや、やりたいことって
なかなか自分では気づけないからね
すなお 上司面談をやってやらないとだな
哲人 おーいつもの生意気すなおだ
本音で語ってください
ほんとの気持ちを教えてください
一見相手に寄り添った問いかけだが
乱暴な質問ともいえる。
本音は自分でも簡単には届かないところにあるからだ
「何割くらい話せましたか?」
「では残りの部分を話してください」
この問いかけがうまくはまると
意識の反対側にその人の焦点を持っていくことができる
本音はそこにあることが多い