【脳科学から学ぶ】心も身体も満たされる方法/兼業公務員への道86日目
こんにちは!まいこです。
わたしは、
こころの世界にハマったのきっかけに
日本医療催眠学会という学会に所属しました。
初めて聞く方にとっては、
何者?
って思われるかもしれません。
私は休職期間中、
心理療法で潜在意識を扱う軽催眠治療を
受けていました。
このため、
潜在意識を扱うことが
健康な心身を取り戻す手助けになることや
わたしたちの人生を素晴らしいものにする
ことを身をもって感じています。
だから
もっと医療との連携が進み
生きづらさを感じているにもかかわらず
高額なセラピーで
治療を躊躇されている人が
医療として、
恩恵を授かる日が来ることを
願っています。
そのようなこともあり、
どんなことが議論されているのか
とても興味があり、
入会し、学びのお裾分けをいただいております。
さて、今日はこの学会の研修会で
とても興味深いお話しをされた、
「アルファ脳波研究」の第一人者、
志賀一雅先生の、
著書の中から記事にしてみたいと思います。
志賀先生は、
松下電器産業(現在のPanasonic )時代に、
アルファ脳波研究に関心を持たれ、
東京大学工学部研究員を兼務された後、
1983年に株式会社能力開発研究所を設立され、
所長を務められております。
アルファ波の驚異の力を解明され、
多くの著書を執筆されると共に、
大手企業の脳力開発指導において、
高い評価を得ておられる方です。
以下、本著書の内容に沿って、記事をまとめております。
💛やる気の元となるドーパミン
おいしいものを食べたり、人から褒められたりして、「満足」を感じた時に出るのが、ドーパミンという神経ホルモンです。
人間の本能は現状維持を望みます。
それを打ち破るのが、
ドーパミンだということです。
ドーパミンは行動力を上げる「やる気」のホルモンだということです。
ですが、このドーパミンは猛毒でもあり、
薬やサプリメントで摂取することはできません。
このため、
ドーパミンを出す神経回路に着目して、
志賀先生は、自分自身で上手にドーパミンを放出する方法を考え出されました。
その方法については後ほど記載します。
💛不快•不満は脳の活動を停止する
不快•不満が脳の意識中枢に届くと
脳の活動が停止してしまうそうです。
不快•不満の感情を感じると、
ノルアドレナリンという、
神経伝達物質を分泌するとのことです。
このノルアドレナリンが
分泌されることによって
脳の働きを停止させてしまうそうです。
そして、
好きなことが起きても
嬉しいと思えなくなってしまったり、
好きなものを食べても
美味しいと感じなくなってしまう
などの、
私たちに良くない影響を及ぼすそうです。
不安などの不快な感情は、
危険を察知し、
全身の筋肉細胞が異常に活性化するそうです。
(いわゆる「火事場の馬鹿力」)
必要な感情ではあるけれども、
よっぽど危機が迫っている場合以外は、
できるだけこの感情を感じないようにする方が
身体にとって良いそうです。
💛「よかった」「ありがとう」の深呼吸で勝手にやる気が起こる
⭐️息を吸う時に よかった⭐️
⭐️息を吐く時に ありがとう⭐️
私たちは生きている間呼吸を行っています。
この、呼吸をうまく使い、
息を吸う時に「よかった」
息を吐く時に「ありがとう」と、
心の中で唱えることで、
脳は反射的にドーパミンを放出し、勝手にやる気が出てくるそうです。
特におすすめは
寝る前。
理由は、
寝る前に放出したドーパミンは
分解されるまで作用し続けるからだそうです。
起床時までの6から8時間、
私たちが寝ている間ずっと
ドーパミンが聞き続けると、
全身の細胞の修復が非常にはかどり、
「体が軽い」
「すっきりした目覚め」
として自覚されるという事です。
さらに、日頃から、「よかった」「ありがとう」
の呼吸を続けていると、
不快な出来事が起こっても
反射的に「よかった!」と思うため、
脳の活動を止めてしまう
ノルアドレナリンを放出を防ぐことができる
ということです。
反対に、不快な気分のまま眠ってしまうと、
ノルアドレナリンを放出したまま
眠ってしまうことになり、
全身の細胞が眠っている間悪い影響を
受け続けることになるそうです。
眠った気がしない、
寝起きが悪いなどの問題は
このノルアドレナリンから生ずると
考えられるようです。
💛ノルアドレナリンを出さないことが本当のアンガーマネジメント
不安や不満を感じることで一度放出してしまったノルアドレナリンは
分解されるまで
落ち着いた気持ちにはなれません。
「よかった」「ありがとう」の呼吸を用いて
反射的にドーパミンが出るようにしておくと、
ノルアドレナリンの放出を
防ぐことができるのだそうです。
ノルアドレナリンを放出しないことが
アンガーマネジメントにつながります。
💛「よかった」「ありがとう」が松下幸之助氏の不眠を治す。
志賀先生の、勤務先であった
松下電器産業の創業者、
松下幸之助氏が
この
「よかった」「ありがとう」の呼吸
を実践された第一号だそうです。
松下幸之助氏にこの呼吸法を試していただいたところ、
長年の不眠がすっかり解消され、
広く
「よかった」
「ありがとう」
の呼吸法を広めるきっかけとなったそうです。
💛「よかった」「ありがとう」をワンセットにすべき理由
私たちは
人に感謝することを大切だと
いうことは知っています。
わたしも
家族や、友人、同僚に対して
よく
「ありがとう」
を使います。
ただこの
「ありがとう」
無意識のうちに多用していると、
あまり嬉しくも喜びもなく
義務的に言っている時ってないでしょうか?
志賀先生いわく、
喜びを感じた後、感謝しないと
ドーパミンが放出されないらしいのです。
それどころか、
喜びなくしての感謝は
腰痛などの問題の原因になるそうです。
だから、
「よかった」「ありがとう」
をワンセットで、
唱える必要があるんだそうです。
何が良かったか、
何が感謝なのか、
そこは考えなくても、
後から勝手に理由は思い浮かぶんだそうです。
そんなふうに自動的に
いろんなものに心から感謝できるって
素晴らしいなって思いませんか?
人間の脳の仕組みを知って
自分の向かいたい方向にコントロールできると
自分がもっと、幸福で満足感に満たされる。
そんなことを
志賀先生は、脳科学の側面から、
わかりやすく教えてくださいました。
わたしたちは、意識ひとつでなんでもできる!
早速今晩から、
「よかった」「ありがとう」
を唱えて眠りにつきたいと思います。
今日も読んでいただきありがとうございました!
素晴らしい一日をお過ごしください。
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