褒められないといられない?!自己顕示欲が強い人の共通点
どんなに人に褒められても「褒められた感じがしない」と思った経験はありませんか??
世の中には人に褒められても素直に喜べなかったり、
「皮肉で言われたんだ」
「どうせ、本心じゃないでしょ」
「心にもないことを・・。」
とむしろ、人に褒められたことを不快に思う人もいます。
では、なぜ同じように褒められても、こんなに受け取り方が違うのでしょうか。
今回は「褒められても納得できない人たち」のとある共通点についてお話していきたいなと思います。
「人に褒められても満足できない」という病
人に褒められても満足できない理由は「愛着障害」にあります。
親に褒められる経験が少なかったり、親のマルトリートメント(不適切な関わり)を受けてきた人は自己肯定感が極端に低く、褒め言葉が心に響かないことが多いの。
・頑張っていても評価されなかった
・親の機嫌に振り回されていた
・両親の喧嘩を間近で見てきた
・親と触れ合う機会がほとんどなかった
・自分の意見を聞いてもらうより親の言うことにばかり従ってきた
・親からDVやネグレクトを受けてきた etc
このような経験をしてきた子どもは、親子の愛着関係が築けずに愛着障害(愛着不安)を抱えることになります。
愛着障害を抱えている子どもの多くは外傷がない(もしくは目立たない)状態であったとしても、心に大きな傷を負っている場合が多く、自分の心を傷つけないために脳の形を変え、その痛みに順応していることがわかっています。
ちなみに愛着形成が未完成のままだと、線条体が上手く機能しなくて快楽を感じにくいとのこと。
人に褒められることに鈍感なのも、実は脳の組織が萎縮してしまうことが原因だったのです。
「人より傷つく経験をしている」と脳は変形していく?!
愛着障害を持った人たちは、分かりやすい外傷がなくとも、知らず知らずのうちに心の傷を追っているものです。
例えば、親の喧嘩を間近で見ていたり、親の一方的なしつけや命令、禁止をされ続けていたり、親が自分のことに夢中で親子の触れ合いがないといった場合に精神的苦痛を感じます。
そうなったとき、子どもは自分の心に傷を追わないために「脳を変形」させて、できるだけダメージを受けないように自己防衛をするのです。
褒められることに鈍感なのも「期待を裏切られた時にショックを受けないため」だったり、「自分の価値を低く設定することで、人に叱られるべき人間を演じる」ためでもあります。
とにかく心の矛盾をなくすため、親の言い分を正当化するために、子どもは脳を変形させて恒常性(心のバランス)を保とうとするのです。
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