【読生感想文】 幸せになる勇気 【岸見一郎・古賀史健】
まさかあの有名なアドラーの教え、
「嫌われる勇気」に続編があったとは。
しかも完結編ときましたよ笑
とりあえず目次の前のプロローグ的なところ読んでみると、
またしても青年がバトルに挑む気満々で笑ってしまった笑
前作から3年後という設定なんやけど、
まだその喧嘩腰の論破マン的な感じでやんのかいと笑
個人的に一番インパクトがあったのは、
「すべての悩みは対人関係の悩みである」に対して、
「すべての喜びも対人関係の喜びである」ときた笑
なるほどそうなりますよねと笑
タイトル通り「嫌われる勇気」の若干ネガティブなイメージに対して、
本書「幸せになる勇気」ではポジティブなメッセージがガツンと笑
これぞ見事なまでの続編たる作品だなと。
前作だけ読んでいて、
本書を読んでいない人がいたら非常に勿体無いので、
ぜひ本書も読んでおくことをお薦めしたい。
青年が教師になり、アドラーの教えを教育現場に持ち込んで、
悩みながらも信じて頑張り、心が折れてしまった模様。
前作同様になんとか論破しようと哲人に挑むも、、、
序盤に今回の論理展開についてフラグ的な宣言をし、
終盤見事にそこへ帰結して行く様は圧巻。
前作の内容をおさらいし掘り下げながら、
最終的には孤独な現実に対して、
ポジティブな結論をきっちりと手土産として渡して終えている。
綺麗事に聞こえてしまうようなことを、
謙虚に真面目にシンプルに向き合っていく。
そうやって生きてって良いんだなって。