研究授業に失敗はない
若い先生から，相談メッセージが……
校内通信で配付した内容をお伝えしました
前置きが少し長いですが……
大谷選手へのあるアメリカの記者の言葉
年末，大谷翔平選手のドキュメントの動画を何本か見ました大谷翔平選手について，
「現在リハビリ中の投手である
そして長年のビジネスパートナーでかつ，
友人でもあった人に約25億円も
盗まれてしまった
さらに約12億円と言われる家を買ったら，
近隣の様子や住所をばらされてしまい，
住む前に手放さなくちゃいけなくなった
メジャーリーガー」
と，アメリカの記者の言葉……
心理学を学んでらっしゃる
普通，メンタルをやられてしまうのですが，
心理学者の中野信子さんがある別番組で，
「心理学を学んでらっしゃるんでしょうね」
と話されていたことを思い出しました
でもメンタルが強いだけで片付けられるのかなと
思ってしまいます……
メンタルも含めて技術
そういえば，
開幕から40打席もホームランが出ないことがありました
「ホームランに時間を要したのはメンタルと技術，
どちらが大きかったか」と質問した記者
すると，大谷翔平選手は，
「メンタルを言い訳にしたくないので，
それも含めて技術だと思っています」
と答えていました
スポーツジャーナリストの二宮清純氏は，
「調子が悪いと
「メンタル」を理由にするアスリートは
少なくないが，本当のプロは
「精神面よりも，技術が下手だから不調」と考える」
と。
教師力・授業力も！
私たち教師にとっても，
身につけなくてはいけない技術って，
たっくさんありますよね
これは，ある意味，
アスリートと同じなのかもしれません
授業力，学級経営力，
対応力に至っては，
子ども，大人，そして遭遇したくないあらゆる場面で
求められますもんね
その技術を高めるひとつに，
研究授業があります
臆する人もいますが，基本的に失敗はないんです
授業は，
どこから上手で，
どこから下手っていうのは，
なかなか線引きができません
授業の中から，
子どものことや教材のこと
そして教師の動きを考えることによって，
必ず学びがあるからです
基本的に失敗はない
俵原正仁先生（笑育部会代表）は，
研究授業に対して次のように話されています
「研究授業の一番の目的は、授業を公開することで
第三者に自分の授業を検討してもらい、授業の腕を
上げるためのヒントや気付きをもらうことです。
たとえ子供たちが指導案通りに動かなくても、なぜ
そうなったのかを検討することで、明日からの授業に
生かすことができます。その逆の場合も、どの手立てが
有効だったのかを検討することで、明日からの授業で
再現することができるようになります。
子供たちが動かなくても目的達成。そうでなくても目的
達成。どちらになってもＯＫなんです。
つまり、『研究授業に失敗はない』ということです」
10年経てば，武勇伝
研究授業に臆せずに，取り組めばいいよ
と，伝えました
もちろん，応援もしますよ！
私も，7年目の時に，
どえらい授業をしましたから……（苦笑）