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今じゃ無い…… 5つの視点

子どもたちへ指導するときに,
間,髪を入れずに,行えばいいときと,
ちょっとよく考えてから……
というときがあります
5つの視点を知っておくことがポイントではないかと,
考えています
学級経営だけではなく,
学年・学校経営にも必須かなと考えています


1.教えることの価値を知る

ものの道理から納得できないと,
指導なんてできない時代になってきています
時には, 道理なんて無視をして……
ということも無きにしも非ずです
が, その後失敗しているようにも感じます

人間,特に子どもは,
事実の生活の中で体験したこと,
実証できたことには納得を示します
だから, 教えようとしている指導したいことの,
今までの違いや
少しバージョンアップさせたことなどを
その子どもに合わせた伝え方で,
分かりやすく伝える必要があります
そのためには,教えようとする指導の内容の価値を知り, 
確認をしておく必要があるのではないかと考えています

2.受け取る子どもの状態を知る

子どもが指導を受けとることのできるだけの状態か
どうかの確認をしたいです
どれだけ素晴らしい指導内容だったとしても,
子どもがその内容を受け取るだけの
発達段階,状況等が整っていないと難しいからです
これは, 周囲の子どもたちにも,
同じことが言えるように感じます
だから,受け取る子どもの状態を知る必要があります

3.子どものタイミングが合っているかどうかを知る

場合によっては,「指導の保留」
つまり,タイミングが合わなければ,
後に指導することもあるということです
時として,何も起こっていない状態である,
先に指導することも大事です
「指導は,時によるべし」なのです
まさに「専手必笑」です
この「時」を外すと, 効果が半減どころか,
マイナスになることもあるので,
経験値がものをいうのかもしれません

4.子どものいる文化を知る

我々がいる学校の文化や雰囲気,
子どもたちが生活している地域の文化や風土を
知っておかないと,
指導が上の空,
子どもたちの頭の上を通っていくような感覚に陥ってしまうことがあります
これは要注意です
治安が良く,
事件や事故などが起こらない地域とそうでない地域とでは,
同じ事故が起こっても捉え方が違うでしょう
一大事! と捉えるのか, 日常茶飯事と捉えるのか……

5.教える指導の前の状態を知り,後を意識をすることを知る

真に指導したい事柄の中で,
先ず指導する前の前提を知ってから,
その後に,真の指導したいこと,付けたい社会性,
目指すべき姿などを伝えることが大切なのだろうと
考えています
指導したいことがあまりにもかけ離れていると,
伝わらないし, 定着もしません

6.子どもの成長を促して

経験値や置かれた環境が新しい何かを
生み出すのかもしれませんが,
この「指導の妙技」とも言える事柄かもしれません
伝わらない人もいるかもしれません
そういえば, 子どもの対応をする中で,
「教えてくれてありがとう
 彼には, 先生からまとめて話をするからね
 みんなの見ていないところで話すこともあるから,
 また教えてね」
と伝えたら納得してもらえたということを知ったのも,
この考えに落ち着いてからです

この5つの視点のバランスを
大切にしながら,
「指導は,時によるべし」
です

指導は,矯正ではありません
伸ばすのです
昨日より今日,
今日より明日へと,子どもたちの
子どもたちの成長を促していきましょう

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