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小学校1年生で付けたい力

もう4年前になります
ある他校の校長先生に頼まれて,
「客観的な視点で,支援をしてほしい」
との依頼を受けました
5月から2月までの10回にわたって,
クラスの支援に入ったことがあります

5月「お前,誰?」と言ってくる3年生の子どもたち
校長,教頭,特支コーディネーター,
校内のベテラン先生,
委員会の先生と私の6名で参観するも,私も含めて,
個々の子どもの対応になってしまうような状態でした

ひとつひとつ,背景要因を紐解いていきながら,
みんなで校内委員会……

みんなの努力もあって,1月には,
「どうした君たちのクラス?」というぐらい,
若い担任の先生と一体となった授業,学級へと
変わっていきました

「これならちょっと欲が出せそうだよ」と伝えたのが,
学年の総仕上げの話でした
各学年での「つけておきたい力」の提案をしました
当時のPowerPointデータを少し整理してみます

【1年】

1.    親指と人差し指で,わっか(キツネ目の形ではなく)を作ることができる
2.    ひらがな・かたかなが読めて書くことができる
3.    長音,拗音,促音,撥音,拗長音が正しく使える
4.    助詞(て・に・を・は・へ)を正しく使った文章を3文書ける
5.    漢字80文字全て読むことができ,9割の漢字を書くことができる
6.    3文程度の作文を書くことができる
7.    たし算(くり上がりのある)ひき算(くり下がりのある)の計算ができる
8.    歌を聴いて,手拍子で拍が取れる
9.    鉄棒で前回り,逆上がりができる
10. 縄を使って,一回旋一跳躍ができる 

国語が多くなってしまうのは……
やはり基幹学力だからですよね

1年生って,学力の大前提となる事柄が多く,
6年生までの学力の基礎となります
「親指と人差し指のわっか」という
えんぴつの持ち方ですが,様々な学習に影響すると
考えています

えんぴつの持ち方ひとつで,力の入れ方が変わるので,
書くことのスピード,脳を使うパワーなどに
影響してしまいます

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