17/1,000冊目 ブルータスの話→ ウィリアム・シェイクスピア(著) 『ジュリアス・シーザー』
読んだ1,000冊を紹介しています
3年と数百万円かけて1,000冊読んでみました。
シェイクスピアの戯曲はぜんぶで37つある
シェイクスピアの戯曲は全部で37つあります。こちらの記事で一覧を設けています。
『ジュリアス・シーザー』 ウィリアム・シェイクスピア (著)
ウィリアム・シェイクスピアの19作品目、1599年に書かれたと目されてます。正直言って、 なかなか読む気はしなかったのですが、その理由は、「シーザーって誰?」という疑問から解決しなきゃいけなかったからです。 皆さんはご存知ですかか? わたしはよく知りませんでした。帝王切開の「帝王」のカエサルなの?(よく言われるが違う。)、ユリウス暦のユリウスなの?(これは正解。)
ということで、手を付けたくなったんですが、買ってしまっていたのと、「シェイクスピアの作品ぜんぶ読んじゃえ」という計画をたてたので、読むことにしました。
『ジュリアス・シーザー』(The Tragedy of Julius Caesar)は、ローマの独裁官ガイウス・ユリウス・カエサルに対する陰謀・暗殺とその死の余波が描かれています。主人公は、シーザーというよりブルータス。シーザーはほとんどでてきません。関連したシェイクスピアの作品に『コリオレイナス』と『アントニーとクレオパトラ』があります。
多くのシェイクスピア評論家と歴史家が、この劇が、王権の継承についての当時のイングランドの一般的な心配を反映していると考えています。それは、イングランド女王エリザベス1世が、高齢でありながら、後継者を指名するのを拒否していたというもの。そのため、彼女の死後、ローマと同様の内戦が起きるかもしれないという不安が国民の間に広がっていました。
登場人物
ジュリアス・シーザー(ガイウス・ユリウス・カエサル)
マーカス・ブルータス(マルクス・ユニウス・ブルトゥス)※シーザーを暗殺するメンバー
ケイアス・キャシアス(ガイウス・カッシウス・ロンギヌス)※シーザーを暗殺するメンバー
キャスカ(プブリウス・セルウィリウス・カスカ)※シーザーを暗殺するメンバー
ディシアス(デキムス・ユニウス・ブルトゥス・アルビヌス)※シーザーを暗殺するメンバー
メテラス・シンバ(ルキウス・ティッリウス・キンベル)※シーザーを暗殺するメンバー
トレボニアス(ガイウス・トレボニウス)※シーザーを暗殺するメンバー
リゲリアス(クィントゥス・リガリウス)※シーザーを暗殺するメンバー
マーク・アントニー(マルクス・アントニウス)※シーザー亡き後の三頭政治のメンバーで、シェイクスピア作品『アントニーとクレオパトラ』に出てきます。
オクタヴィアス・シーザー(オクタウィアヌス)※シーザー亡き後の三頭政治のメンバーで、シェイクスピア作品『アントニーとクレオパトラ』に出てきます。
レピダス(マルクス・アエミリウス・レピドゥス)※シーザー亡き後の三頭政治のメンバー
シセロ(マルクス・トゥッリウス・キケロ) 元老院議員
ケイトー(マルクス・ポルキウス・カト・ウティケンシス) 反シーザーの元老院議員
カルパーニア(カルプルニア) シーザーの妻
ポーシャ(ポルキア・カトニス) ケイトーの娘でブルータスの妻
ルシアス ブルータスの従者
シェイクスピアを読む気にさせるガイドブック
この本で得たもの
ローマの歴史への興味
参照
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