【ネスペ3問】セキュリティ機器(ネットワークスペシャリスト)
このNoteでは、ネスペR06~H21からセキュリティ機器やシステムの問題を集めました。
ネスペでもセキュリティは重要です。特にプロトコルや機器の機能がよく出題される印象があります。
今回3問集めましたが、2問目が重要です。
IPSの2つのモード。
プロミスキャスモード:ミラーポートに接続し、全ての通信を傍受して検査する。つまりプールの監視員。
インラインモード:保護対象への通信経路途中に置き、異常があったら直接遮断する。つまり検問。
必ず2つのモードを覚えてください。IPSをネットワークのどこに置くか、スイッチやルータの設定をどうするか、が問われますから。
私の全てのNoteは、学生時代の独学合格体験、大学・IT専門学校での授業経験に基づいています。少しでも信用して頂けたら嬉しいです。
それでは始めましょう!
\私の3ヶ月の学習記録/
問題演習 | FW/IDS/IPS
正答はア。必ず正解してください。Iパス・FEレベル。>セキュリティ機器のNote
イ~エの選択肢に特段意味や用語はありません。どうしても気になる方は、過去問道場さんへ。
すぐに正解できた方は以下は読まなくてOKです。
アの「サービス」とは、サーバのWebサービス(80番ポートHTTP, 443番ポートHTTPS)やメールサービス(25番ポートSMTPなど)を指しています。
FWのフィルタリングルールでは、パケットヘッダの情報を見て、FWを通過させる/させないを判断します。
送信元のIPアドレス
送信元のポート番号
送信先のIPアドレス
送信先のポート番号
例えば、Webサーバには、以下のようなパケットは通しても良いですよね。
送信元のIPアドレス:任意
送信元のポート番号:任意
送信先のIPアドレス:Webサーバ
送信先のポート番号:80番HTTPや443番HTTPS
しかし、送信先のポート番号25番SMTPはメールなので、Webサーバが「公開していないサービス」なので通過させません。
正答はア。必ず正解してください。FE・APレベル。>セキュリティ機器のNote
ア:「検知」「通知」で判断。
イ:改ざん検知はハッシュ値やタイムスタンプを使うなどの手法です。IDSの役割ではないです。
ウ:ペネトレーションテスト。Iパス・FEレベル。
エ:リスクマネジメントの中での作業。
セキュリティ機器をまとめておきます。>セキュリティ機器のNote
FW(ファイアウォール):データの送信元・送信先から通過可否の判断をする門番
IDS:攻撃を検知したら、管理者に通知する
IPS:攻撃を検知したら、通信を遮断する
WAF:Webサーバ(アプリ)への攻撃を防ぐ
更に、NIDSやHIDSのように、頭に「N(ネットワーク)」「H(ホスト)」が付くことが良くあります。
NIDS:ネットワークの通信を監視
HIDS:ホスト(端末)の通信を監視
また、WAFでもハードウェア型とソフトウェア型があります。ハードウェアは高価ですが専用装置なので処理が速く、ソフトウェアはインストールさえすれば使えますが限定的な印象。>AP令和4年問1セキュリティの解説Note
正答はエ。
インラインモード:保護したい対象との通信経路の途中に置く。エの「通信経路上に設置」
シグネチャ型:予め登録されたパターンに一致する通信を検知。エの「定義した異常な通信」
IPS:攻撃を検知したら、通信を遮断する。エの「遮断する」
少し系統的にまとめます。
異常検知の方式
シグネチャ型:予め登録されたパターンに一致するか。つまり指名手配写真。
アノマリ型:正常な状態から逸脱しているか(通信量・アクセス回数など)。つまり健康診断。
モード
プロミスキャスモード:ミラーポートに接続し、全ての通信を傍受して検査する。つまりプールの監視員。
インラインモード:保護対象への通信経路途中に置き、異常があったら直接遮断する。つまり検問。
IDSとIPS
IDS:攻撃を検知したら、管理者に通知する
IPS:攻撃を検知したら、通信を遮断する
以上より、ア~エを分類してみると。
ア:「ミラーポート」「通常時の通信から外れた」「遮断する」:プロミスキャスモード、アノマリ型、IPS
イ:「ミラーポート」「定義した異常な通信と合致」「遮断する」:プロミスキャスモード、シグネチャ型、IPS
ウ:「通信経路上」「通常時の通信から外れた」「遮断する」:インラインモード、アノマリ型、IPS
エ:「通信経路上」「定義した異常な通信と合致」「遮断する」:インラインモード、シグネチャ型、IPS
まとめ
お疲れ様でした!
IPSのモードは、ネスペで午後問題にも絡むので重要です。
プロミスキャスモード:ミラーポートに接続し、全ての通信を傍受して検査する。つまりプールの監視員。
インラインモード:保護対象への通信経路途中に置き、異常があったら直接遮断する。つまり検問。
次は>マルウェア でお会いしましょう。でわでわ。
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