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アート活動による自己肯定感と達成感。

支援学校に通うH君。これまでアート活動を盛んにしていたのが、最近、反抗期のことからかイライラや荒い言葉遣いの症状が出て集中力も散漫になり、アート活動が遠ざかっていました。
そのことがとても気になっていたので何とかアート活動に引き寄せることができないのか悪戦苦闘してようやく作品が2週にまたがり仕上がりました。
今回描いたのは、ネコ。
輪郭線は、僕が誘導して描きました。
とてもカラフルな色彩はわざとで、多くの色を使うことと色に対する認知力を豊かにすると自己表現の楽しさを感じられることを期待したからです。
それらはH君の障害による見えている世界が僕と少し異なることや、握力が乏しいなどそれらを克服するための訓練も兼ねています。
今回仕上がったことで、僕に「上手く描けたよね」、「僕、頑張ったよね」と連呼する達成感は、彼自身の自信を高める大きな要因となり自己肯定感の表れです。

今後、アートが彼にとってよりよい自己表現やコミュニケーションの手段となることを願っています。そして、彼が興味を持てるテーマや技法を探し続け、支援を続けていくことが重要だと考えています。

#アート #障害児 #色彩 #表現 #達成感 #自己肯定感 #認知 #コミュニケーション #支援 #大場六夫

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ロクちゃん
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