横浜中華街 ランチ 11 東園 上海豫園 桜木町花壇
前回その10では中華街の景珍楼と東北人家をご紹介しました。
今回より11回目に突入となり、お店としては20件を超えます。
中華に加え、桜木町ピオシティの昭和感溢れる喫茶花壇をご紹介します。
中華街はお店が日替わりでシニアにもピッタリな本格的中国料理が多彩。
知らない料理を体験できる楽しみと種類が多い中華の知見が深まるという魅力的なランチタイム。平日の中華街で気軽にお得な中華を楽しみます。
東園
天長門から関帝廟通りに入って少し歩くと左側にあるのが東園。
白い大理石風の壁、ウッディーな看板に東園の金文字が目印。
開店50周年を迎える東園、現在2代目が今までの伝統を守りつつ、新しい料理も提供しています。
横浜中華街で唯一現代名工の称号をいただいている本格中国料理店。
人気店なので、ランチタイムは行列必至。今回少し時間をずらして訪問。
お店の雰囲気はアットホームでおかあさんも最前線で頑張ってます。
家庭的な雰囲気ですが料理のお味は本格的で、まさしくプロの仕事。
ランチは牛肉とイカのカレー炒め、細切り豚肉とニンニクの芽炒め、マーボー豆腐はライス、スープ、ハルマキも付いて770円、チャーハンとラーメンは810円、エビと玉子のチリソースが920円です。
エビ!いっちゃいましょう。
今まで食べたエビチリで一番おいしかったことは間違いありません。
私も営業職ですから接待で高級中華も味わったことはあります。
しかし軍配は東園さん。
海老のボリューム、ソースの甘み辛みのバランス、とろみ、玉子とのバランス、そしてプリプリの海老食感、丁寧な下ごしらえと火の通し具合、すべて満点。搾菜も春巻きも合格点です。
他の料理もぜひ試したくなる、そんなお店でした。
上海豫園
中山路を大通りから歩いて関帝廟通りを超して少し歩くと右側に上海豫園はあります。真っ赤なビル看板、お店の入り口には黒字にゴールドの上海豫園の文字が誇らしげにおどります。
豫園は上海の有名な庭園、豫は愉を示し、楽しい園という意味だとか。
お店の入り口左側、ウインドウ越しで名物小籠包を作っています。
肉汁じゅわ~の小籠包、チャンピオンが作る美味しすぎる小籠包とポスターでもアピール、自信作です。
ランチは鶏肉とピーナッツのピリ辛炒め、牛肉のオイスター炒め、五目うま煮ご飯、800円でライス、スープ、デザートはもちろんですが、名物の小籠包も付いてきますから、これはお得。
牛肉のオイスター炒めを注文します。
なんとも艶やかなオイスター炒めが来ました。
お肉に丁寧に切れ目を入れた下ごしらえがしてあるので、とても柔らかくジューシーにそして味が良くしみてて奥深い味わいに仕上がっています。
スープも珍しい醤油味、町中華のチャーハンスープのようでもありますが、もっと複雑な味がするスープ。
中華料理が良いところは野菜が取れる事。この牛肉のオイスター炒めも大きな玉ねぎ、ピーマン、ニンジンがたっぷり入っていて肉食の罪悪感を和らげてくれます。
料理が運ばれてからしばらくして小籠包が到着。
手作りで作り置きしていないので時間が掛かるようです。
熱々のせいろに期待感が。
さて、どう食べるか?あわててやけどしたり、肉汁が飛び散って服に付いたりと、この程度の知識はありますが正式な食べ方は知りません。でも、安心です。小籠包の美味しい食べ方なるガイドが準備されていました。
壱.皮の先を箸でつまむ。
弐.小皿に置いたら上をちょっとかじる、そこからスープを先に飲む。
参.おいしいスープを味わったらあとはパックンチョ、お好みでショウガを乗せてもok。醤油はつけないでそのままで!と注意書きが。
TEA SALON 花 壇
横浜桜木町、東口東京湾サイドはみなとみらいをはじめオシャレな次世代スポット。そして西口、野毛というカオスゾーンへ続く大人のエリア。
そこにピオシティという時間が止まった昭和がある。
昼から飲めるお店も数多くある。
車券売り場もある。
ここ花壇はそんな中で生き抜いてきた懐かしい香り満載の昭和の喫茶店。
おじさんには心落ち着く場なのである。
入口のショーウインドウ、テーブルや椅子もどこか懐かしい、お食事、軽食メニューも種類が多く食券を買って口頭でオーダーを伝えるという券売機からの連携なし。これも一昔前の懐かしい仕組み。
今日のランチはナポリタンセットにしましょう。
券売機にはナポリタンというボタンはありません。
750円の食券を買い求めナポリタンと口頭で注文。
確かに750円のメニューだけでも数多く用意されているのでメニューごとにボタンを設定すると自販機を複数設置する必要があり大変なことになる。
ある意味合理的な素晴らしいシステムかもしれません。
麺が茹で置きの、もっちり・ベットリナポリタンと思っていましたが、アルデンテ寄りの今風のナポリタンではありませんか。
この事実にチョッピリ悲しくなるのって私だけでしょうか。
そしてアイスコーヒー。
一口飲むとこめかみの下がキュッとなる酸味が感じられる昔のあれです。
極めつけは粉チーズ。
大きい出口と小さい丸い出口が両サイドに付いているのですが、大きい方はセロハンテープで封印されており大量に掛けることへの抵抗が。
どうでしょう・・・
ただ昭和が懐かしいということではなく当時からのきめ細やかな顧客満足というより経営に関するサスティナビリティ―が感じられませんか?
こんな生き抜く強さが昭和の魅力でもあるわけです。
花壇の経営者と従業員の方には心からエールを送りたいと思います。
いつまでもお店は続けて頂きたい。
今度はおやつに手づくりホットケーキとやらをお願いしたいと思います。
昔懐かしい独特の甘みが強いメープルシロップにも期待して。
☆☆☆ 詳しくはブログ⇩をご覧いただければ幸いです。
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