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#199 1才10か月のママがうっすら涙を浮かべたワケ
こんにちは! 小1、年中、2歳の3人育児中、仙台凛です。
おてんばすぎて困るという相談
先日zoomで打ち合わせをしていた方と雑談をしていたときのことです。
ふとしたことから、「うちの子、家で走り回るし、休日はお昼寝しないし、 何度注意してもテーブルの上に立って危ないし、本当におてんばで困っちゃうんです。凛さん、子どもがこれくらいの時って、どうされていましたか?」と聞かれました。
あぁー、わかる。わかりすぎる。
子どもは1才10か月。 いろいろとできることが増えた一方で、まだまだ危なっかしい時期。
そのくせ、親が補助したり助けたりしようものなら、手を振り払って1人でやりたがる。
物事の分別もまだそこまでハッキリついていなくて、日常の意思疎通を図るには問題ないけれど、やっぱりまだワケわかっていない部分も多い。
3児の母となった今なら、「そんなもんよね〜」と笑っていられるけれど、私も1人目の時には、まったくもって同じ悩みを抱えて、悶々とした日々を過ごしていたことを思い出しました。
なんか息苦しい気がする
つらい・イライラする・つい怒っちゃう
お相手のママさんから、そんな言葉は 一切出てこなかったけれど、「仕方ない時期なんですかねぇ。。。」 と言ったときの表情には、どこか腑に落ちなくて、それでも何とか自分を納得させようとしている、そんな気持ちが見え隠れしている気がしました。
いきなりですが、シャンパンタワーはご存知ですか?
そう、結婚式などでも見られる、グラスを高く積み上げた、アレです。
では、肝心のシャンパンはどこのグラスに注ぎますか?
もちろん、一番上のグラスですね。
シャンパンタワーを人間関係に例えると、次のようになります。
1番上のひとつ→自分
上から2段目→家族
上から3段目→友達、職場の人など
人はまず、自分自身が今の生活を楽しみ満足する必要がある。
するとそこで初めて、シャンパンタワーの一番上のグラスから下のグラスへ向かってシャンパンがあふれるかのように、身近な人のことを思いやったり、やさしくしたりしようという気持ちが出てくる。
これは「シャンパンタワーの法則」と言われています。
つまり、「子どもと一緒に遊んであげなきゃ!」とか「イライラしたら良くないと分かっているけれど、どうにもこうにもイライラが止められない…どうしよう!」などと考えるより先に、まずは自分の楽しいコトをやっちゃいましょう!ということなんです。
そうですねぇ。例えば…
暇そうにリビングでゴロゴロしている子どもを横目に、自分が楽しみに撮り溜めていたドラマを3時間くらいたーーっぷり見たとしましょう。
ドラマの次回予告が流れ終わった頃には、「さすがに次は一緒に遊んであげよっかな」なんて気持ちになりませんか? なりますよね、きっと笑。そんな感じです。
つまり、子どものことであーだこーだと思い悩む前に、 まずはママが自分の満足を得られるようにすることが大切ということ。
もしかすると、ちょっとハメを外すくらいがちょうどいいかもしれません。
「あー楽しかった!」「ずっとやりたかったことができた!」そんな気持ちになって、初めて、子どもや家族に、思いやりを持てるようになるんです。
ちなみに、ここだけの話
私はゴールデンウィーク中、 夕方5時からキンキンに冷やしておいたビールを当たり前のようにプシュッと開けて、 夕飯の仕上げをしながら台所でコソコソと飲んでいました。
いわゆる、キッチンドリンカーってやつですね。
子どもが起きているときはお酒は飲まない! というのが 私のポリシーだったはずなのに、一体なぜ飲むことにしたのか?
それは、連休が続く中、これ以上イライラを溜め込んではいけないと思ったからです。
私の思う理想の親像と、あえて違う行動をとってみることで、チョイ悪おばさんになったようなつもりになり、「やってやったぜ!」みたいな気持ちになりました。
すると、アラ不思議。
お風呂上がりの子どもたちがいつまでも裸で走りまわっていても、
夕飯の途中でふざけて牛乳を派手にこぼしても、
「まぁ、私も飲んでるしな!」と思い、感情的に怒ることが減ったように思います。
(いや、牛乳が床に飛び散った時はさすがに怒ったかも)
とにかく、まずは自分自身を大切に、自分自身が楽しんで、自分自身が満足することを優先させましょう。
果たして私の行動は正しかったのか?
シャンパンタワーの法則という名前こそ言わなかったものの、そのママさんとは、ミーティングそっちのけで、日々の小さな困りごとに対し、具体的にどのような対策をとったら良いか、私の時はこんな工夫をしたよ!といった話が続きました。
途中で何度か涙を拭うような仕草もあって。。。
「泣かないで大丈夫ですよ!」
って言ってあげたかった。
けれど、私のその一言で感情があふれ出して収拾がつかなくなってしまうのでは?という思いが頭をよぎり、「あと6分」と示された打ち合わせの残り時間が、無情にも私を黙らせてしまいました。
本当は、あそこで全部吐き出してもらえればスッキリしたんだろうな。。。やっぱり、一言かけてあげた方が良かったかな。。。と、丸一日たった今も、何が正解だったか分かりません。
とはいえ、「まずは自分を満たすんだよ!!」という大切なメッセージだけは伝えられたので、次にまたミーティングで顔を合わせるときには、晴れやかな表情を見せてくれるといいなと思っています。