【戦略研究】忘却の法則と世界線の選択 ~ いかにして自分を導くか ~
人生をやり直すことは可能だが、そのときはそこまで来てしまった記憶は完全に忘却する。ゆえに魂の反応式に変わりがないのであれば、まったく同じ世界進展をたどる。カオス理論は当てはまるから事実経過は大きく変わることがあっても、やり直し地点まで来ても得ているモノの質には変化がない。
デジャヴュとか夢とか、そういう風に解釈してみてもいい。同じ時間に同じ魂があることはパウリの排他律的に否定されるがゆえに、時間遡行が起こる時には完全忘却が法則化される。未来を覚えているというのはまずない。あるとするならタキオン系の人の過去を覚えていないのと等価になる。
私も地上でやることは、あとはひたすら衰えていくことくらいかな。それを経験した後にもしかしたらだけどこの世界の中で復元するかもしれないし、全く別のルールに生きることになるかもしれない。私も体感的にはまだまだ小さいから、しばらくは生命ではあるだろうね。
人生のやり直し自体は、魂に劇的な変化があり、記憶を忘却しても間違いなく違った世界線を辿ることが保証されるからこそ認められる。つまり成長が著しいからこそ、その成長した魂であったならあの時どんな判断をしたかというのを再度確認出来たりするだけだ。人生で一回も死なないのももったいない。
未来で死んだ記憶、私ももう尽きてると思うから、これ以上の成長って望めないのかも。忘却の法則を追究してみるのも面白いとは思ってるけど、これだけは実験しても全てデータが失われることが運命づけられているから、再現性どころか実験計画自体が成立しなさそうで面白い。
今が確実に自分だということであれば、私は未来で死んだことは絶対に記憶していられない。私が過去を変えることは実際にできるが、記憶がごっそり矛盾した状態になっていることは確認するので…、うん、なかなか解釈も難しい。へたな推理小説よりは頭使う。なによりこれはフィクションじゃないから…。
望まれた未来があるなら、私は変わるのだろう。ならばその望まれた未来がなんであるかを私は突き止めることが先なのかもしれない。ものすごく先のことならわかるけど、この人生の終わりまでと区切られるとぜんぜんわからない。やはり忘却の法則を知りたい。なんとなくならわかるけど定式化できてない。