再休職になった話
3月の半ばから会社に行ってない。
去年も経験したから「また来たか」が素直な感想。頭と身体の接続不良。あー、来週から月末の伝票捌く仕事あるのにな。
とか、今は冷静だから考えられるけど、実際に“会社に行けない状態”の私はそれどころじゃなかった。頭が真っ白になって道端で座り込んで、最悪の場合は涙が止まらなくなる。理由のない涙。
メンタルクリニックで薬の調節をしてもらいつつ「次までの様子を見てからにしようか」と言われ続けて、今日まで来てしまった。
今日は主治医から「もう思い切って休もう。診断書、今日書いても大丈夫?」と切り出された。
今の私の脳みそはオブラートみたいな薄膜に覆われていて、あまり上手に動いてくれない。とくに「判断すること」が苦手。先生がそう言うならそうしてもらおう、それが最善策なんだろうし、と診断書を受け取って帰宅した。
一回目の休職時は抑うつも躁転もあった。症状が酷くて休職期間がどんどん長引いた。
今回は基本的に抑うつ。感情が平坦。たまに少しだけ動いたと思ったら、すぐに元に戻って直線を描き続けるだけ。
noteやTwitterをやる気力があるなら元気なんじゃないかと思われるだろうけど、指先だけ動かしていればどんな表情でも表現できる。スマホの向こう側なんて見えないし、こちら側を見られることもない。本当はしんどい、書きたくもない。なんで書いてるのかはわからない。もし同じように会社や学校に行けない人に届いたらいいな、くらい。職場や学校に不満がなくても何故か行けない人、いると思うんだよね。明確な理由がないのに行けなくてつらい人。自分が行けば済む話なのにね。なんでだろうね、わかんないよなあ。
外出するときはイヤホンがないと雑音で頭がいっぱいになって動けなくなる。誰かと話していればギリギリ平気。家の中でもテレビはつけられない。徒歩1分のコンビニに行くのさえ、途中で脳のヒューズが落ちたみたいに動けなくなるときがある。「あ、来る」と思ったら意識的にゆっくり歩く。足を止めたら終わりだから動力を最小限にして目的地までたどり着く。そんな日常。
コンビニのレジに吊り下げられてるビニールシート。あれに四方八方を包まれている感じ。世界と自分との間になにかがある。こんな薄いものが一枚あるだけなのに、音は曇って耳障りが悪いし、ものに触れた感触は鈍いし、感情には靄がかかってる。それが最近どんどん自分の中にも侵食しつつある。怖い。
こんな感じで今回は抑うつが強い。
「死にたい」は能動的で「消えたい」は受動的な死だと私は思ってるのだけど、今回は圧倒的に後者。何かを起こすことが既にもう面倒。全部諦めて放り投げて、はい終わり!ってしたい。朝起きたらふわっと霧みたいに消えてないかなー
そんな可能性は限りなく低いので、明日の朝食用にオートミールを仕込んだりする。死なないためのルーティン。
そんなこんなで約半月、無職です。
どうしようね、笑っちゃうね。
軽躁だと一日10キロ近く歩けるのになあ。抑うつ状態がいちばんどうしようもない。一日の殆んどをリビングの真ん中に三角座りして過ごす。床擦れできそう。
頭の中ぐっしゃぐしゃだから綺麗に書けないね、ごめん。