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プロダクトバックログ詳細化への段階設計

検証を終えた段階では、プロダクトバックログとして開発が始められるような粒度になっていません。
これをスプリント開始へ向けて詳細化していく必要があります。
段階としては3段階に分けることができます。

1.機能仮説の段階
この段階では、仮説キャンバスから実用手段を引っ張り出してきて少し整形したようなレベルで、大きめの粒度で機能の名前を出せている程度です。さらに、コスト感についてもあたりをつけておきます。
予算確保のために概算見立てを過去の開発したプロダクトなどを参考にざっくりと立てておくと良いそうです。

2.MVPを特定する段階
この段階で、ユーザーストーリーマッピングを行い、MVPの特定に入っていきます。
ユーザーストーリーマッピングからユーザーストーリーをリスト化します。これが初期段階のプロダクトバックログとなります。

3.スプリント開発前夜
この段階はスプリントプランニングに当たります。
開発予算の確定を行い、ユーザーストーリーのリストをもとに再度規模の見立てを行います。
プランニングポーカーを使い、相対見積もりをし、1スプリントにかかる期間とその規模を見立てます。
さらに、プロダクトバックログアイテムに対する「受け入れ条件」をまとめていきます。

これらの段階を経て、スプリントへと入っていきます。
僕たちのチームではこれらをリリースプランニングの時に行います。
3ヶ月前は「なぜこのタイミングでこれをやるの?」と思うたびに調べてその目的を明確にしてから取り組むということを繰り返してきました。

ただ、こうして一度落ち着いて本を通してでも全体を振り返ると当時よりもだいぶ落ち着いてアジャイル開発について、プロダクト作りについて考えられるようになりました。

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