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4つのスクラムイベント

アジャイル開発というのは1〜2週間程度のスプリントを反復的に繰り返していきます。
そして、スクラムのスプリントは「スプリントプランニング」「デイリースクラム」「スプリントレビュー」「スプリントレトロスペクティブ」の4つのイベントで構成されています。

1.スプリントプランニング
スプリントプランニングでは「スプリントバックログ」を作成することが目標になります。
具体的には「このスプリントで何を作るべきか」どう実現するのかをチーム全員で計画を立てます。実際には以下のことを決めます。
・スプリントゴールを決めます。(このスプリントではプロフィール機能を備えるようにしたいなど)
・スプリントゴールを達成するためのプロダクトバックログアイテムを選択します。(選択する際にはチームの開発速度を考慮する)
・これらを達成するための計画を立てます。(方針、方法、必要な作業)
これら3つを合わせて「スプリントバックログ」と言います。

2.デイリースクラム
スプリントプランニングではスプリント全体の計画を立てました。デイリースクラムではその日一日の計画を検査します。
つまり、毎日15分程度でスプリントの状態をチェックします。具体的には3つの質問に対して個人が答えることで、既にやったことでチーム内での認識違いがないか、これからやることもスプリントプランニング上妥当であるかなどを明確にします。
3つの質問とは
「昨日やったことは何か?」
「今日やることは何か?」
「実装する上で障害となるものは何か?」
というものです。
これはその日何ができて何ができていないのかを明確にする目的もありますので、タスク1つ1つは1日を超えてしまってはなりません。

3.スプリントレビュー
スプリントレビューにはチーム全員と関係者にも参加してもらいたいイベントです。
ここでは、機能性をデモンストレーションし、プロダクトの最新の状況を把握します。
また、ここでのフィードバックは次のスプリントプランニングにおける重要なインプットとなります。

プロダクトオーナーとしては、完成したプロダクトバックログアイテムとそうではないプロダクトバックログアイテムについて判別し、その内容を説明、ローンチできる時期の予測を必要に応じて修正します。さらに、「着地の予測(必要なスプリント数の見立て)」をレビューごとに検査し、見立て直し、関係者とチームに対して共有することは必ずやっておくべきこととなります。

4.スプリントレトロスペクティブ
スプリントレトロスペクティブとはスプリント間に行われるチームの反省会のようなもので、チームの目的のためにチームの活動をより生産的にするにはどうすべきかを考えます。
こうしたイベントは省略されがちですが、チームとしての生産性を上げるためには大切な工程となります。

上記4つのイベントを含むスプリントを繰り返し行うことでサービスを作り上げていきます。
こうして実際に文字として起こしてみるとやはり理解は簡単なのですが、実行してみるとなかなかうまく回りません。まず、問題なのがプロダクトバックログの管理にあるかと思います。
正しいものがわからないからこそ難しいのですが、実装する機能がわかったとしてもどこまで詳細かするのか?設計書まで書く必要はないはずですが、どこまで準備すれば実装できるのか?その塩梅が非常に難しいと感じています。

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