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なぜプロダクト作りがうまくいかないのか?

10年前と比べると、「技術」「プロセス」「チーム」「コミュニケーション」「学習のための環境」などあらゆるものが大幅に進歩している。
それでも、プロダクト作りがうまくいかないのが現実としてあります。

その原因は「不確実性」にあります。
十数年前までの「決められていることを実現する難しさ」から「決められないこと、あるいはわかっていないことを実現する難しさ」に向き合うことに変わったことが1つ言えます。

プロダクトはそれを利用する誰かがいることを前提として作られるので、もし誰にも利用されないのであれば、そのプロダクトは失敗したということになります。使われなかった原因には様々なことが考えられるでしょう。
・ユーザーが機能を使いこなせなかった
・インターフェースを理解できなかった
・プロダクトの課題解決がユーザーのニーズに答えていなかった
・解決したいと思うほど優先順位の高い問題ではなかった
・ユーザーに届いていなかった

「誰も正解を持っていいないものを作らなければならない」これがプロダクト作りに苦戦する最大の理由です。

僕は、以前読んだ「センスは知識からはじまる」に書かれていた「センス」が必要なのはまさにこのことだと思いました。
ユーザーもわからない。開発者もわからない。誰も何が本当に欲しいのかわからない状態で開発を進めなくてはならない。この状況を打破するための開発プロセスとして「アジャイル開発」があるのはわかりますが、根本的に必要となるのは「形にするためのセンス」だと思います。

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