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アジャイルの成り立ち

そもそも「アジャイル」という言葉が生み出されたのは2001年のことです。
また、「アジャイル開発」という言葉の解釈は人によって異なります。
それは成り立ちに起因しており、いくつかの方法論を束ねるための目印であり、実態としては個別の方法論が存在するのです。

つまり、アジャイルという言葉は後から作られ、元々は個別の開発手法がいくつもありました。
尚、先駆者17人が2001年ユタ州に会議を開き「アジャイル」という言葉が生まれたと言います。
会議の結果、「変化に対応することの必要性」「重視すべき4つの価値」「4つの価値を具現化するための12の原則」について全員が同意しました。

また、先駆者の一人アリスター・コーバーンの書籍「アジャイルソフトウェア開発」によると上記3つの他にもう一つ「不同意の同意」というものがあったそうです。
これはプロダクト作りを行うための詳細なやり方についてはそれぞれ違っていて同意のしようがないので、同意できないことに同意したというものです。

そうして作られたのが「アジャイル開発」ということです。

アジャイル開発というのは、プロダクトの正解を誰も知らない状態だからこそ「早く、少しだけつくる」ことでそのヒントをプロダクト関係者全員が理解できるようになることが目的の一つにあります。
だからこそ、「変化への対応」が必要であり、どのチームでも柔軟にアジャイル開発を取り入れられるように多様性を重んじた作りになっているのだと思います。

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