シェア
リュウは今日も飛んでいる 雲に紛れて遊んでいる 陽炎のようにゆらゆらゆらゆら 時折雲が、雲…
種には意思がある 自分はどこで咲きたいのか 明確な意思をもって 産まれた土地で 川や山を越え…
窓際に活けられた一輪の花が 無機質な壁のそばの優しい彩りが 「まだ私はあなたを忘れていま…
銀河に星を撒く仕事をしている 永遠に拡がり続ける宇宙の、その先で 暗闇に挫けそうな時は過…
ねぇ私はあなたの知らない刻を歩いて行くよ あなたの見られなかったさまざまを見て あなたの感…
整然と並んだ灰色の箱 こんなどこにでもありそうな こんな誰にでも想像できそうな景色が いず…
私はあなたにそぐわない 何を成しても何度成しても 所詮私はその程度 物差しはいつでも違う 比べるのはいつも優秀な誰か そして私を嘲笑う 蛙の子は蛙と言いながら なぜさらに貶めるのだろう? 同じ蛙をなぜ笑うのだろう? 明確な考えは押し殺されて 言葉はまるで通じないようで 記憶でしか語れない、真実はどこ? 足りないのはきっとあなた自身で 満たされないのもきっとあなた自身 だからきっと、あなたと私はそぐわない
今、歴史のなかにいる 誰もが知りうる偉人とともに 誰もが覚える名前とともに 彼は彼女は今、…
玄関を開けたとたん、なだれこんでくる この街の喧騒にはいつも少し驚かされる どこにいるかも…
私は何度だって私になるのだ 流行りに躍ったそのあとも 誰かの言葉に酔ったそのあとも 私は何…
光きらめく窓のそれぞれに 風にはためく衣類のとりどりに おのおのの選んだ生活がある 整然と…