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リュウは今日も飛んでいる 雲に紛れて遊んでいる 陽炎のようにゆらゆらゆらゆら 時折雲が、雲…
種には意思がある 自分はどこで咲きたいのか 明確な意思をもって 産まれた土地で 川や山を越え…
窓際に活けられた一輪の花が 無機質な壁のそばの優しい彩りが 「まだ私はあなたを忘れていま…
銀河に星を撒く仕事をしている 永遠に拡がり続ける宇宙の、その先で 暗闇に挫けそうな時は過…
星がひとつ、 君のためなら死んでもいいよ、と笑った 僕は君を目がけて進む 止まれないんだ、そうは見えなくても 君は僕とぶつかり、流れ星になった 泣き笑いの顔で、しょうがないね、と 星がひとつ、空から消えて 無邪気にたくさんの人が願いをかけた
ねぇ私はあなたの知らない刻を歩いて行くよ あなたの見られなかったさまざまを見て あなたの感…
命を覚えよう 心に深く刻んで 命が逃げないように 鎖を短く持って 暴れる心は抑えつけて 檻か…
整然と並んだ灰色の箱 こんなどこにでもありそうな こんな誰にでも想像できそうな景色が いず…
私はあなたにそぐわない 何を成しても何度成しても 所詮私はその程度 物差しはいつでも違う …
今、歴史のなかにいる 誰もが知りうる偉人とともに 誰もが覚える名前とともに 彼は彼女は今、どのように見えるのだろう? キラキラしい光をまとい、神様のように 誰からも崇められているのだろうか? 死してのち広く名前が知られるのなら まだ時代が追いついていないのなら 彼は彼女は一体どのように見えるのだろう? 誰もが覚える名前とともに 誰もが知りうる偉人とともに 今、歴史のなかにいるのに……