![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120581873/rectangle_large_type_2_e6ab7d280b556df9216831e8fde828a4.png?width=1200)
綿帽子 第七話
また眠れない夜が明けた。
眠らない夜か。
眠ってしまったら、もう二度と朝を感じることも、鳥の囀りを聞くこともできないような気がして、俺は眠らいのだ。
当然体力の回復は望めないが、人は本当に絶体絶命を間近に感じた時、眠らない選択をするのだと思う。
また朝が来てしまうのかと嘆く人もこの世にはいると思う。
だけど、俺は少しでも自分の人生を、自分の思うがままに生きてからこの世から消えたい。俺はまだ何もできてはいないのだから。
この記事が参加している募集
私の記事をここまでご覧くださりありがとう御座います。いただいたサポートはクリエイター活動の源として有意義に使わさせていただきます。大感謝です!!