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せきららなピル日記#1 とにかくピルの誤解を解く回②
「とにかくピルの誤解を解く回①」の続きです!
4.「ピルの効果」で消えた、私の悩み3選
私が体感したピルの効果は3つ!
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①(当初は)生理痛が消えた
劇的に改善しました(最初の1ヶ月だけ)。痛みもPMSもないせいでいつの間にか生理が始まってて、驚きを通り越して怖くなったことを、鮮明に覚えています…
「え、生理ってこんな音沙汰もなく来るものだった?!痛くない生理なんて良いのか?!」と思うくらい、あの時の衝撃は本当にすごいものだったのでした(ここは今後詳しく伝えていきたい)
⑤PMSが消えた
家族や恋人、職場の同僚に、自分の精神的不安定さで迷惑をかけることがほとんどなくなり、自分も嫌な気分で過ごすことがないので、快適ライフを送ることができているのも、ピルの良いところです。
⑥ニキビの改善
長年悩み続けたニキビ!!!!
これは、本当にピルに感謝しかない。家族や職場の同僚に「めっちゃお肌がキレイになったけどどうした?」と言われたほどにニキビが根絶。ピルには「休薬期間」がありますが、薬を飲んでいない間にはニキビができてしまうので、効果は明白です。もう手放せない…っ!!!
5.ピル=「日々の生活をよりよく過ごすための手段」
まとめですが、私が一番に伝えたいのは、ピルは避妊だけを目的に服用する必要はないということ。
避妊効果は基本的性能と捉え、副効用を目的に服用することをオススメしたいです。
日本は「ピル後進国」と呼ばれており、避妊法2019(Contraceptive Use by Method 2019)によると、日本のピル服用率は2.9%と、欧米諸国や東南アジアよりずっと低い数値です。
その理由は、冒頭で提起した、根拠のない「誤解」「偏見」が浸透しており、普及しづらい現状があると予想します。
私自身、母親にピル服用を始めた、と伝えた時に「ええ?体に良くなさそうだけど大丈夫?なんで?」と心配され、納得してもらうのに苦労しました。
また、産婦人科に受診しないと処方できないなど入手するためのアクセスがとにかく不便で、安価とは言い難く料金的にも入手しづらいなど経済的要因も原因です。
そして、そもそも論ですが、日本で包括的性教育が発達していないということが、根本的要因だと言わざるを得ません。
ピルは、女性が普段「当たり前だよね」と我慢している生理現象への悩みを改善に導き、QOL(Quality of Life)を高めることができる、一つの選択肢です。海外では、ピルを「ライフスタイルをより良くする手段」として活用しているので、今後日本でも、同じ意識でピルを活用する人が増えることに期待したいです。
最近、「女性の労働損失」というワードを見かけるようになりましたが、なんと4,911億円にものぼる(2021年時点)、との調査結果が出ています。ピルは、このような課題を解決する一助になるかもしれません。
しかし、この記事を読んで「ピルって素敵〜!」と思ってくださった方にとっては、残念なお知らせがあります。
ピルには身体的に影響を及ぼすデメリットもあります。具体的なものとして、前述した通り血栓症リスクがあるや子宮頸がん発症のリスクが伴う、性欲減退など。経済的デメリットとしては、診察代含めて安価とは言えない費用が掛かります。毎月1万円以上払っている人なんて人もざらにいるのが現状です。
次回は、低用量ピルの副作用や誤解や偏見とは異なる、「本当のデメリット」をまとめてご紹介したいと思います。
それでは第3回をお待ちください~