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ネタバレ全開研究「探偵はBARにいる3」になぜ私は退屈したのか?



攻撃的なタイトルですが、人にお勧めできる実に面白いエンターテイメント作品ではありました。
しかしダメなところがなぜダメなのか深堀していて、一読の価値はあると自負しています。
詳細に研究していきます。
ネタバレ全開で行きます。
結末を知りたくない方はここで左様なら。また会う日までお元気で。


総評 
◇3.5点(5点満点)★★★☆
●つまらない、よくわからない、というのが最初に観たときの感想だった

「探偵はBARにいる」の1作目、2作目ともに絶賛している私だが、この3作目に関しては違った。AMAZON prme videoで視聴したのだが、途中からはスマホを開きヤフーニュースやプロ野球の途中経過をチェックするといったながら見になってしまい早く終わらないかなと残り時間を何度も確認する始末だった。

つまらなかった。よくわからなかった。それが私が最初に見たときの感想である

しかし本当に駄作だったのだろうか?

監督が今作から橋本一から吉田照幸に交替しているが、そんなに大きく変わっただろうか?

大泉洋の探偵と相棒の松田龍平は前作と変わらずいいコンビで見ていて楽しい。

ゲストスターは北川景子と前田敦子。1作目の小雪、2作目の尾野真千子に引けを取らないどころか二人に増えている分豪華だ。

ヒロインはみな切実な動機を抱えていたが、今回の北川景子の動機はそのなかでも特に悲しく感動的なものだ。

前田敦子のしたたかな女もよかった。終盤に恋人との再会で泣いて抱き合いながら腕時計を見るシーン。演出によるものなのか脚本に書いてあるのか俳優のアイデアなのかわからないが俳優学校の教科書に出てきそうな演技であった。

リリー・フランキーの演じる反社組織のボスのクールでありながらロシアンルーレットで何度も引き金を引くクレイジーさもいい。

●「探偵はBARにいる」と言えばなんといっても北海道

このシリーズの大きな売りである北海道の魅力を存分に生かしたアクションとしては、探偵が漁船に裸で縛られるシーンは3作の中でもっとも笑った。

麗子(前田敦子)の所属するデートクラブ「ピュアハート」は相当危ないという噂があるとフローラ(篠井英介)から聞くがどの程度かわからない。腐れ縁のヤクザ相田(松重豊)に聞いてみたらいいと勧める。

高田は「『久しぶり、元気だった? ヤッホー』って」ってやってみたらと携帯を差し出す。

探偵はしぶしぶ電話をする。


「……久しぶり……元気だった?……ヤッホー」


 次のカットで探偵は雪の降る港で、裸にされて漁船に縛られている。そして叫ぶ。

「ちょっと聞いただけなのに!」

探偵は相田に電話をした→探偵がピュアハートに関わることは相田の組にとって都合の悪いことだった→相田は探偵に教えてやるから来いと言う→探偵は相田に会いに行く→手下が探偵を車に乗せる→港に連れて行く→裸にして縛る

これだけの行動があったはずだが中間を全て省き、原因と結果だけを描いている。

それでいてその間に何があったのかを想像できるし、相田だったらこれぐらいのことはやりかねないと観客は納得する。

実に鮮やかである。

●事件について

物語の核心となる事件についてはシリーズの中ではやや異質だった。

PART1
西田敏行と小雪は夫婦だが夫は殺された。小雪はフィクサーの息子と婚約した。探偵は小雪を怪しいと思う。しかし小雪は夫を愛していて、夫を殺したフィクサーたちを披露宴の席でまとめて射殺する。

PART2
オネエのゴリが殺された。バイオリニストの尾野真千子は「大切なファンだ」と執拗に真相を探ろうとする。尾野真千子とゴリは生き別れた兄妹だった。

と1作目、2作目は映像だけで理解できる。3作目はそうではない。

映像では以下のように表現される

雪の中でトラックの運転手が殺される。助手席には麗子がいる。
やくざのボス、北城が子分たちと食事をする。そのなかにマリがいる。
北城の片腕がベッドで拳銃を持って死ぬ。
マリが拳銃を撃つ回想シーン。
探偵とマリが北城に殺されそうになって逃げる
探偵はマリは北城にイベント会場を覚醒剤の取引をする。その後にマリが拳銃を群衆の中で放ち北城を殺そうとする……。

殺された男は誰だったんだ? なんで北城に覚醒剤を売るんだ? そもそもあの薬はどこから出てきたんだ?……。

……キャパシティのちいさい私のおつむが理解するには高尚過ぎた。

だから劣っているのか、と聞かれればそうとも言えない。
よくわからないが名作という作品もこの世にはたくさんある。

つまりこういうことだ。

トラックの運転手は毛ガニのなかに覚醒剤を仕込んであり(セリフで説明されていて映像だけではわからない)運ぼうとしていたがマリに殺されて覚醒剤も奪われる。

覚醒剤は北城のものだった。麗子は協力者で「背の高い男に襲われた」とうその証言をする。

この計画はマリと片腕の工藤がグルになっての犯行だったが、仲間割れしてマリは工藤を自殺に見せかけて射殺した。(マリと工藤の関係はセリフで説明されていて映像だけではわからない)

北城は怒るが、それでもマリは無謀にも覚醒剤をもともとの持ち主である北城に売りつけようとする。

彼ならばむざむざすべてを失うよりも少しだけでも利益を取ろうとするだろう、というのだ。

複雑なきらいがあるが、ちゃんと見ていれば理解できないことはない。

むしろ今回の方が謎解きとしては面白かったと感じる観客も多いだろう。悪党から盗んだ覚醒剤を返すのではなく売りつけるというのも痛快だ。

二度目に観たとき「こんなに面白かったんだ」という感想を持った。
三度めはそれを上回った。
いったい一度目の感想は何だったのだ?

一番の問題は「私が途中からやる気をなくし、真面目に観なかった」ということなのだ。私のメンタルが問題だったのだ。


しかし、なぜ私は観るのが嫌になってしまったのか。


明確な理由があった。


●観客は面白いかつまらないかを最初の10分で判断する。

本編が始まってからすぐのキャバクラのシーンである。
それがすべてだ。

停電の暗闇のどさくさのなかで誰かが後ろからホステスの胸をさわった。
「犯人はあなたです」と探偵は教頭先生を指さす。
ホステスが触られたのは左胸で、私の利き手は右手だから私ではないと弁明する教頭に
教頭は右手を使えなかった。なぜならポテトで使うケチャップを触ってしまったから、と赤く汚れたおしぼりを広げる。

探偵の推理によって事件は解決する、というものなのだが、私はこのシーンが受け付けなかった。

気持ち悪かったのだ。

左手でエロ、右手でケチャップを直接触る。

なんとも食べ合わせの悪いペアではないか。

ハイリスク・ローリターン ×2である。

序盤のそれも始まってすぐにこの不快なシーンをみせられて私の脳は「これはイヤな映画だ」と判断してしまったのだ。
私はエロが嫌いというわけではない。
しかし正面から性的に興奮させてくれるものでなければうんざりしてしまう。

一回萎えてしまったらもう駄目である。

どれほど北川景子がきれいでも、どれほど北海道の雪景色が雄大でも、どれほど大泉洋と松田龍平のやりとりが洒落ていても、

「女の胸とケチャップを同時にさわる」

ことが頭から離れなかったのだ。

食べ物を粗末にする不快なシーンはパート1にもいくつかあった。(2作目にはなかった)
しかしそれが登場したのは中盤で、すでにその時にはその作品が好きになっていた。許せたのだ。
しかしこのパート3は違う。

キャバクラのシーンが始まったのは3分2秒からである。

こんな経験はないだろうか。
何気なくテレビをつけたら映画が始まるところだった。
なんとなくだらだらと最後まで見てしまった。ものすごく面白かった。

そんなつもりはなかったのになぜ最後まで見続けたのか。
最初のワンカットを見たときに「この作品は面白いぞ」と脳が判断しているのだ。
意識では理解できなくても、無意識は画面の隅々まで全てのことを感じ取っている。

最初のワンカットを見たときに観客はその作品が好きなのか、嫌いなのかを瞬時に判断する。

だから序盤早々にある程度の数の人々が嫌悪感持つようなシーンを持ってくるべきではないのだ。

本当に残念だ。

どうしようもなくダメなわけではない。むしろプロの技をみせたうまい脚本だという人もいるかもしれない。

教頭は風俗王としてその界隈では有名で、探偵は彼を脅迫して麗子の所属するデートクラブに紹介させる。

ちゃんと役割を持った作品全体の中で機能しているシーンなのだ。

シャーロックホームズのように本編に入る前に探偵のキレのよい推理を見せ、大泉洋らしく完璧にエレガントではなくどこか抜けていてユーモラスで、それでいて後のシーンにつながり作品を動かしている。

このシーンがなければ探偵はデートクラブとコンタクトは取れなかった。

教頭のキャラクターもなんとも魅力的だ。

裏も表も知り尽くした風俗王なのだそうだ。
筋金入りのスケベである。金も持っているのだろう。しかし愛人は作らず、生徒には手を出さない。
きっと彼にも哲学、悲しみや悔しさがあるのだろう。
教頭という男の人生を私は知りたいと思う。
彼にスポットライトを当てれば魅力的な物語がいくらでも作れるはずだ。

しかし、それでも、女と胸とケチャップを同時にさわる行為が私には受け付けないのだ。
不快なのだ。気持ち悪いのだ。観る気が失せるのだ。
そんなシーンを始まって3分でみせられたら「その映画は終わり」なのだ。


観客は最初の10分で面白いかつまらないか、好きか嫌いかを判断する。
作り手は序盤にこそ注意深く気を配るべきである。
リスクを承知でどうしても下ネタを描きたいのであれば(ほんとうに描きたいのか?)
ノーアウト二塁で盗塁するときのように100%成功する確信をもてるときだけに限るべきだ。


●【あらすじ】

トラックの運転手が殺されて毛ガニが奪われる。麗子がトラックに乗っていて背の高い男に殺されたと証言する。

高田の後輩である誠の恋人麗子が行方不明になった。探してほしいと依頼を受ける。

麗子はピュアハートというデートクラブに所属していた。

探偵はピュアハートを探りはじめ幹部マリと会う。彼女はかつての探偵の知り合いで、失意のどん底にいるときに「命を燃やせるものがきっと見つかるよ」と励ましたことがあった。

ピュアハートの経営者の北城は花岡組の傘下でやり手の経営者だった。

北城の手下工藤が殺される。

二人を殺したのはマリだった。運転手は北城の片腕で、毛ガニの中には覚醒剤が隠されていた。麗子はマリの協力者だった。

探偵はマリと寝てしまう。

探偵とマリは北城に捕らえられるが高田やヤクザの相田の助けもあって逃げ出す。

花岡組から奪った覚せい剤など怖がって誰も買いはしない。しかし一人だけ買うものがいる。持ち主の北城に売りつけるというマリ。無謀な計画といいながら「助けてください」とマリに懇願されて引き受けてしまう。

人の集まるイベント会場で覚せい剤と金の取引を行う。

取引の現場は記者の松尾に撮影され、北城は逮捕される。

マリは不治の病だった。奪った金は探偵の手によってさとみちゃんを救う会に全額寄付される。マリの流産した子の予定日と同じ日に生まれた難病の少女を救う。それがマリにとって命を燃やせるものだった。

●キャスト スタッフ

【主役】〈俺〉 - 大泉洋
【相棒】高田 - 松田龍平
【ヒロイン】岬マリ - 北川景子
【準ヒロイン】諏訪麗子 - 前田敦子

【敵】
【ボス】北城仁也 - リリー・フランキー
【ボスの武器】波留 - 志尊淳
【片腕】工藤啓吉 - 斎藤歩
事務所マネージャー - 野間口徹

【被害者】椿秀雄 - 坂田聡

【味方】
【情報提供者】松尾 - 田口トモロヲ
【依頼人】原田誠 - 前原滉
【身近な世界でいきている人々】
フローラ - 篠井英介
源ちゃん - マギー
峰子 - 安藤玉恵


【腐れ縁】

相田 - 松重豊

桐原組組長 - 片桐竜次

ブッチョ - 土平ドンペイ


【ヒロインの過去を知る】

モンロー - 鈴木砂羽

【探偵の推理】
【探偵と組織をつなぐ】教頭先生 - 正名僕蔵
ヤンヤン - 今村美乃
アカネママ - 高橋美津子
ホステス - 小川あゆ美

監督 - 吉田照幸
原作 - 東直己「ススキノ探偵」シリーズ(ハヤカワ文庫)
脚本 - 古沢良太


 


●詳細研究

★起 A・高田の後輩の恋人麗子が行方不明になる B・トラック運転手椿が殺される
【トラックの運転手椿が殺されて毛ガニが盗まれる】

●雪の中をトラックが走る。

●食堂で飯を食べている。前田敦子。男が入ってくる。
→ウニいくら丼だと後からわかる

●雪の中を走るトラック

●(事件B トラック運転手殺人事件)前方に乗用車が止まり道をふさいでいる。
運転手は拳銃を持って文句を言いに行く。
 →拳銃とは穏やかでない。ただの運転手ではない
撃たれて死ぬ。撃った人間(顔は見せない)トラックの荷台を開け毛ガニを盗む。
→麗子(前田敦子)は背の高い男だと証言するが真相を知っていた。
→実行犯はマリ。毛ガニの中身は覚醒剤

白昼の銃撃。雪の大平原だから人には気づかれない。
→北海道でしか成立しない

●キャバクラ
暗闇でホステスの胸を触った犯人は教頭先生だと真相を暴く探偵。利き腕ではないと主張するがポテトにつかうケチャップが指についてしまったことが決め手
・教頭から迷惑料として20万円請求する
◎1、2と比べるとどこか乗れなかった。この探偵の登場シーンが問題だったのではないか。
「中年男性がホステスの胸にさわる」「ケチャップを指で直接触る」に不快感を感じた。
性的の表現は危険すぎる。エロを正面から描くのでなければ性的なものは避けた方が無難。
シャーロックホームズの冒頭のようなシーンを作りたかったのだろう。


【高田の後輩の恋人麗子が行方不明となり探す依頼を引き受ける。なぜかヤクザたちが怒った。裏に大きな組がついていた→覚せい剤取引が絡んでいた】【謎を探る 冒険】

●バー
(軽い人探しのつもりだったが大きな事件に巻き込まれていく)高田が後輩・原田誠を連れてくる。後輩の恋人諏訪麗子(前田敦子(ゲストスター))が行方不明。
(事件A 麗子が行方不明)

●麗子の部屋を調べる
アイドルグループ「ネイキッド」の写真が沢山飾られている。→のちのシーンでネイキッドのチケットを出しにしてドアを開けさせる。

●探偵麗子の母親に電話
して研修の費用5万円を振り込むように伝える。
→ラストで払わなくてもよくなったとお母さんに伝えておいて
依頼=行方不明になった諏訪麗子の行方を捜してほしい。

預金通帳「ピュアハート」から大金の入金
性病関係の薬
 →麗子は夜の仕事をしていることがわかる

●市電
「軽く引き受けたが後悔することになる」その後事件が大げさになることを暗示してする。

誠「すみません。携帯番号教えてください。」
探偵「教えてもいいが、携帯を携帯する習慣がない。夜はたいていこのバーにいる」

●決まり文句とタイトル「アジア最北の大歓楽街~」
煙草を吸おうとするが「喫煙制限区域」のマーク

●喫茶店
ナポリタン
翌日、さっそく原田から入金があった。10,800円はねーだろ?→高田がピンハネをしている

●すすきの
ポン引きにピュアハートについて聞く。
スケベ教頭は有名な風俗王。たいていの店を知っている。
社会的信用がないと入れない。教頭の紹介ということにして近づく。


★承 
A、前田敦子(麗子)の捜索を始めるがそのことでなぜかヤクザを怒らせた。令子はやばいことに関わっているようだ。
B、デートクラブの幹部マリと知り合う。かつて関わった女だった。黒幕はリリー・フランキーの登場

●ピュアハート
(前田敦子の所属するモデル事務所を訪ねるとヤクザから襲われる)
前田淳子がピュアハートいうモデル事務所に所属していた。表向きは写真撮影のモデルだが、その後男と女がどうなっても自由というシステム

前田敦子の写真を見せるが、カタログからお選びくださいと言われる。

トイレといって中を探る。北城組の代紋。

幹部のマリと会う。ネクタイが素敵ですねと褒められる。
 →かつて探偵とマリはあっていた。探偵は忘れていたが彼女はおぼえていた。

〇マリはいつ探偵があの時の男だと気がついたのか
・探偵が建物の中を歩く。(画面には映らないがそれまでいた部屋で人が入り込んできたことに気がついた)①
・マリが出てくる。「どちらへ」②
・探偵振り返ってマリを見る。二人向かいあう③
・マリのアップ「そちらはオフィスだけですよ」柔らかい笑顔。④
・探偵「極度の方向音痴なもので」⑤
・探偵去ろうとする。すれ違う時マリが振り返る。「お似合いですね。ネクタイ」⑥

・⑥のときはすでに気づいている。
・④ マリの表情「気づいていない」から「気づいた」という変化は見られない。④で気づいたとするならば「認識した」というワンクッションが必要だ。このときにはすでに気づいていて微笑みは「懐かしい」という感情なのか。
・なので①のときに気づいたと考えられる。

●店の外
探偵窮屈そうにネクタイを外す
→のちにマリと一緒にいるときにネクタイは似合わないと触れる

●焼肉屋の探偵と高田
ピュアハートの説明。要するに個人設定として顧客の自宅やホテルにモデル派遣。また本人どうしお好きにどうぞという実に画期的なビジネスがあるわけだ。
高田は珍しく、後輩のために一肌脱ぐ。そこからかうと普通だろうと澄ました様子。
 →特に大きな理由はない様子

●店を出る。
やくざにからまれてうちのモデルに何の用だと暴行をうける。
工藤の登場
→北城の片腕でマリとともに裏切るが殺される。
ハル(志尊淳) (ゲストスター)という若い男が出てきて、高田も簡単にやっつけられる。
ナイフでお尻のあたりを刺される。
マリに助けられる。
麗子のことはマリも心配している。何かあったら教えてください、と名刺を渡す。
どこかで昔会っているような気がしたが思い出せなかった。

●探偵の部屋
フローラたちがお見舞いに訪れる。
ピュアハートは花岡組が絡んでいて手を出してはいけない。
高田が本名のヤス太郎とフローラをからかうと、その名前で呼ぶなと凄む。(お決まりのギャグ)。
相田にピュアハートのことを聞いてみたら?
高田から電話を渡される。「久しぶり、元気だった?ヤッホーって」って言って。

探偵しぶしぶ電話をする。

「……久しぶり……元気だった?……ヤッホー」

電話をして次のカットで裸で漁船の上で縛られている。この鮮やかなテンポ。

●港 漁船の上
裸で縛られている探偵。
「ちょっと聞いただけなのに」
(北海道ならではのピンチ)手出しするなど口で言えばいいじゃないか
ピュアハートは敵対するヤクザ花岡組の北城が絡んでいるので出しをしてほしくない。

親分の娘がギタリストと婚約をするが、彼は事故にあってギターが弾けなくなったと脅される。


●喫茶店
被害者の椿殺害の新聞。
密猟毛ガニを狙った犯行かと新聞に出ている。
密猟毛ガニはヤクザの大事な資金源になっている。

プリプリよと自分の胸を触らせる峰子。

●スケートリンク、アイスホッケーの試合
記者・松尾と会う。悪役の北城(リリーフランキー)登場。(最大の敵)経済界の風雲児。
花岡組から盃をもらった。
スポーツによる地域振興。飲食店が当たる。殺された椿は北城の片腕だった。
27.5センチ。たっばのある男。桐原組がやったとは思えない。花岡組に喧嘩を吹っかけたりしないだろう。
椿は若い女と一緒だったという証言。警察も探している。

椿は北城の片腕だった。武闘派だった。
「はたして積み荷は毛ガニだったのか。」
→大きなヒントを観客に与える。
→ミステリーは誰にもわからない難問よりも、3割程度の観客がわかるぐらいが面白い。

●店
時代を読まなければいけない。時代ってなんだ?人間の心さ。それがわからないやつは決して成功しない。
→北城の哲学。経営者なので必ず哲学を持っている。しかしこのセリフが成功しているかどうかは微妙。もっといいセリフがあったはず。

北城が子分や女たちと酒を飲んでカニを食べている。
毛ガニを食べたかったのにタラバガニ持ってきたので、それを子分の口の中に突っ込む。凄みを聞かせる北城。
ワインを飲むマリ。

その様子を店の中から見る探偵。

【ピュアハートを調べて麗子の居場所を突き止めるが捕まってしまう】
●ピュアハートの事務所
に忍び込む探偵と高田。

侵入するときネジを外しカギが落ちた。
それがきっかけで侵入したことがばれるのではないかと観客は思う、がそうはならなかった。その後触れられない。
ネジを外すことが目的でわかっていてやったことならば落ちたものを拾うカットは必要だった。

高田はパスワードが簡単にわかる。
麗子は椿と何度も会っていることが顧客データからわかる。
最期にあった日は椿が殺された前日。

「事件の前日椿と会って、トラックに乗り込み、翌日事件に巻き込まれた」

●建物 マリのマンションか?

→ピュアハートとは別の建物だがなぜマリの自宅を知っているのだろう。名刺を渡すシーンはあったが普通自宅は書かないだろう
→マリと北城ができているということか

見張る探偵と高田。マリ、しばらくして北城もやってくる。
出てくる北城とマリ。
探偵「やっとお帰りだよ」
高田「早かったな」
探偵「おっせえだろ」
高田「……」
探偵「……早かったな」
 →どういう意味か分からない。そーろーということか?

●同
マリでてくる。尾行する。
車が発信しない。
 →男二人、ぼろ車といえば「ルパン三世」
アパートの一室に入った。麗子が顔を出す。マリ去ったあと前田敦子を尋ねる。
ガス会社を名乗るが返事はなし。「ネイキッド」のコンサートのチケットが当たるんです。←麗子の部屋にところせましとポスターや写真が貼ってあった。
嘘をついたらドアを開けた。

前田敦子がウニいくら丼が食べたかったと。大げさに泣いて謝る。(ウソなきとわかる)
マコトには言わないでください。結婚したいんです。

怪しい2人組が来たってもうメールしちゃったんです

振り返るとマリと工藤。頭を殴られる。

○麗子はしたたかでうそつきであるが誠が好きなことは本当で最後は結婚する。信じられない女ではあるが悪人ではないので憎めない。

●殴られて倒れる雪の中。
探偵目線としてカメラに覗き込むように。
マリ「麗子は警察から守っているだけ。解決したら返すわ」
クドウ「次ツラ見せたら殺すぞ」
麗子「マコトにはうまく言っとおいて。お願い」(ギャグ)

高田は無傷。「キャラじゃないか」(つかまったのに簡単に解放される)

●回想シーン。ネクタイをほめられる。路地裏で酔いつぶれているマリ。
→探偵はここでマリのことを想いだす。

●雪の中、歩いて去ってゆく探偵と高田。

【マリがどんな人間か、人生がわかってくる。一家心中で一人だけ生き残る→妊娠するが流産する→希望をなくした少女→難病の少女との出会い】【静 せつない マリへの同情】

●大学
で勉強している松田龍平。さみしくなるね。しっかり吸収してきます。
→高田はどこかに去るらしい

●喫茶店。
栗山監督のトークイベントの広告。

女ががらりと変わるのは何だろうな。
峰子「そりゃ男よ。私を変えてみる?」ともたれかかるが探偵は立ち上がり、峰子はそのまま倒れる。(ギャグ)
→マリを変えたのは流産した娘と同じ生年月日の難病の女の子を救うこと(マリの真の目的)

●SMクラブ 
モンローという女を探す。マリと仲が良かった。

●バー
で探偵と高田。俺みたいな奴が会いに行ったら迷惑かな?

●バスが走る

●定食屋
の女将として。結婚しているモンロー。
マリの過去を聞く。
家族は一家心中。
好きな男ができて妊娠した。しかし男には逃げられ子供は生まれなかった。

●回想 
お腹の大きなマリとモンロー

●それからは抜け殻。NGなしでひどい仕事。そのころ探偵に会った。

●バスの中

●回想シーン
生きる目的を失っているマリに探偵が励ます。
何かあるだろう命を燃やすものが。そういう女は私に出会っちゃったとかってあっさり手に入れたりするんだよ
→ファイターズのイベントでマリはそのセリフを言う。

★転 殺人事件の犯人はマリで覚せい剤を奪ったことがわかる。彼女はなぜか大金を欲しがっている。北城一味は探偵に襲い掛かる。

【クドウが死ぬ。覚醒剤を奪われたヤクザは大騒ぎ。しかし覚醒剤を奪ったやつらはどうやって売るつもりなのだろう】

●バー
で原田と会う。ぼったくりと言われて怒る。
高田先輩に3万円の手付金を払っているが探偵はそのことを知らなかった。
高田はニュージーランドに向こうの酪農学を留学すると聞く。

●工藤のアパート
ハル(志尊淳)がアパートの中に入るとクドウが拳銃を手に持って死んでいる。自殺か?
 →マリの犯行。仲間割れ

●記者・松尾と
工藤の拳銃は椿を殺したものと一致した。ブーツも出てきた
工藤は北城とうまく行ってなかった。弾けたはいいが身動きできなくなって自殺した。ということで警察は解決しようとしている。
毛ガニの中身は白い粉。覚醒剤5キロ4億円。
足跡は歩幅が小さすぎる。
ギブアンドテイクだぞというが、探偵は教頭の話を言ってはぐらかす。松尾は怒って帰る。
→新聞記者への借りは日本ハムのイベント会場のリークによって果たされる。

事件が複雑。Part1、part2は映像を見るだけでどんな事件が起こっているのかが理解できたが、part 3はセリフがないと理解することができない。

●サウナ
相田に声をかけられる。
サウナに行く。
子分が熱波を送る。ギャグ。

北城の内紛だと見ている。
毛ガニの中身がなくなって大騒ぎしている。
盗んだやつはバカだ。普通は花岡のものだとわかっていたら手を出さない。シャブを抱えてどうするつもりかね?

マリは最初はぼうっとした女だったが、去年あたりから変わってきた。金にがめつくなって女王様気取りだ。

 →問)売るルートも持たないのに覚醒剤を大量に抱えてどうするつもりか?
  答)持ち主である北城に売りつける

サウナのシーンのまとめ
〇シャブをどうやってさばくか
〇マリの評判を聞く
〇手下による熱波(ギャグ)
→情報にギャグを交える

【2件の殺しと覚醒剤を奪ったのはマリだと気づく。マリは覚醒剤を持ち主である北城に売るつもりだという。そり手助けをしてほしいと依頼を受ける。最初は無茶だと断るが結局引き受ける】

●建物のロビー マリのマンションか?
女が入って来る。探偵目で追う。
→セキュリティがあるため彼女と一緒に入ろうとしているのか? この女性は成功していないと思う。

遊ぼうよとマリに後ろから声をかけられる。
椿を殺したのは女だ。なぜ麗子は男だと嘘をついたのか、トラックのルートをどうして知っていたのか。麗子は協力者だった。
クドウとは最初はグルだったが仲間割れした。分け前をよこせ、俺の女になれと言われて邪魔になった。
おぼえていてくれて嬉しいよ。ネクタイするような男じゃないって。
売れないシャブ抱えてどうするつもりだ。
飲まない?誕生日なの。お前のか?内緒→死んだ娘

●情景 市電
●腕を組んで街中を歩く
●探偵の部屋
まりと寝てしまった。バッグの中を見ると薬が出てくる。モルヒネ。

●朝
女はいなくなっている。
封筒の中に金と覚醒剤。
俺の馬鹿どうしよう。
高田に電話

●大学
教授に「お世話になりました」と高田
連絡してやばいことになったと告げると、今から行って相談しようと言われる。

【北城の一味に拉致されるが、高田の機転とマリの反撃で逃げ出す】
●探偵の部屋
に人がくる。早かったんだなとドアを開けるとヤクザだった。なにもないよ、と言うが次々とシャブが出てくる。(マリが置いていった)拉致されてしまう。

→マリは探偵の部屋に覚醒剤を置いていった。探偵を陥れたわけだがなぜそんなことをしたのか?
→北城たちはなぜ探偵がマリとつるんでいると知ったのか?


●外
で高田が見ている。「はげしくやばいな」探偵が連れ去られたことを高田が知ることを描いている。

●北城の店
マリも北城に捕まっている。マリと探偵がベッドで寝ている写真。
ロシアンルーレットをさせられる。何度も引き金を引く。躊躇しないところが怖い。

北城「わたしの商品はどこにあるんでしょうか 5、4」
 テクニック)1まで行かず4で引き金を引く。弾は出ない。

マリ「私がバカでした。こんな男に騙されて」と探偵を裏切る言葉。
北城は騙されないぞとつかまえる。ふたりとも嬲り殺せ。

●同
高田がやってくる。イチャイチャしている店員に「社長が来ているのだから、コーヒーを出せ」と言う。中に忍び込む。

まりを問いつめて商品はどこにある?北城はシャブを取り返したい。
高田が助けに来て乱闘。
アクションはスローモーションを多用。

マリ、拳銃を奪う。弾を六発目に入れることは知っている。

エレベーターで北城に手錠をかける。
追跡劇。
探偵に電話がかかってくる。(相田がなぜ助けに来たのか説明)
 →説明しすぎでなくてもいいような気がする。リアリティにかけることになるが、突然相田が現れても違和感はない。相田だったらそういうこともあるだろうと思える。
ビルに逃げ込む。

ビルから飛び降りるとトラックの屋根の上に落ちる。相田が待っている。【ピンチ脱出】
 →腐れ縁の相田が今回は味方になる


★結 【盗んだ覚醒剤を持ち主である北城に売る。殺されるのを防ぐためイベント会場を選ぶ。マリは北城を殺害しようとするが失敗して逮捕される。リリーは覚醒剤法、銃刀法違反で逮捕されて組織は壊滅する】

【栗山監督のトークイベントでブツと金の受け渡し】

●バー。探偵、高田、マリ 
シャブを買ってくれる人が一人だけいる。北城と取引をして覚せい剤お金に換えるつもり。しかし、物を渡した瞬間にハチの巣にされるだろう。

どうしてそんなに金が欲しいんだ?
 →Q、マリはどうしてそんなにお金を欲しがっているのか
  A、難病の少女を助けるため

危なすぎると依頼を断るが、マリは拳銃で探偵を脅す。
探偵が背を向けるとマリは自分の頭に拳銃を突きつける。
探偵はマリから拳銃を取り上げて平手打ち。「素直に頼んだらどうなんだ」と言ったそばから何も言うな。無謀な計画に関わりたくない。
まりから「助けてください」と頭を下げられて引き受けてしまう。
→マリは、日本ハムファイターズのイベント会場を選ぶ。人がたくさんいるので、手出しはできないはずだ。

→拳銃を自分に向けられても動じない。
格好いいセリフを言ったそばから、計画に関わることを恐れ、後悔している。
完璧に格好いいだけでないところがキャラクターの魅力。

●道場
空手サンドバッグを。殴っている高田。
やる気になっている高田


●回想 居酒屋
若い頃のマリを思い出している。命を燃やすものが大切だと。居酒屋で彼女を励ましている。
馬鹿野郎。あっさりそういうものに出会ってしまったりするんだ。
 →投げやりになっていたマリだが、生まれてこなかった自分の娘と同じ日に生まれた難病の少女と出会って生きる目標を得た
「引き受けてくれてありがとうご主人様というメモ。」

●イベント会場、日ハムの栗山監督のトークショー。
ポン引きのゲンちゃんと峰子がばったり会う。
 →のちに明かされるがゲンちゃんは探偵の計画の一部

●まり
お守りの中にコインロッカーのキー

●新聞社
新聞記者の松尾に電話。日ハムのイベント会場を告げる。「記事になるかわからないがな」
→いつもないがしろにしている松尾に特ダネの情報を教える。

●探偵と高田
俺たちの死亡記事にならなければいいけどなと高田と探偵。
探偵はここでお前は降りろというお前はクビだという。
→海外留学が決まっている高田を巻き込ませないため

●マリ コインロッカーを開ける。
バッグを取り出す。覚せい剤。
覚醒剤を保管していた場所をしめす

●車
マリが歩いてくるのがバックミラーに映る
探偵の車の後部座席に乗り込む?
俺一人で充分だという。
俺運転できないんだ。マリに運転させる。
この車コツがいるんだ。「エンジンかける前に……」というが、簡単にエンジンがかかる。

●イベント会場
北海道日本の名前日本語ハムファイターズfightersの栗山監督。秋元市長がいる。毎回市長が登場する。

●同
人が多すぎる。警官もいる。
(蜂の巣にならないように)不審者がいますと通報しておいた。
どんな薬がどんな患者が使うものか、どんな患者が使っているか調べさせてもらった。
はっきり示していないがマリは不治の病と想像できる。
→のちに入院しているシーンが出てくる

撮影している松尾。

●ベンチ 探偵、マリ、北城
バックを出して中身を詰め替えさせる。バッグにGPSを入れるぐらいのことをするだろう。
いずれ大きな仕事をさせるつもりだった。
あいかわらずきれいな足だな。またベッドに縛り付けてやりたいよ。

金を入れ替えたあと二人去っていく。
→手前のエキストラが何をしているわけではないが目立つ。配置を考えるべき。

●同
マリ、探偵のポケットの中に何かを入れる。ここからは計画変更、あとはあなた一人で。
マリ去ってゆく。
「私、出会ったんだ。(流産した娘と同じ日に生まれた難病の少女を救う)」
 →何度も出てくるセリフ
 →(参照)パート2「一人が右動き出せばみんなが続いてくる」

ピストルを天に向けて打つ。群衆は驚いて逃げ出す。
北城に向かって行く。
撃つ直前で警察に止められる。松尾がその様子を撮影している。

●逃走劇
追いかける手下たち、逃げる探偵。探偵が逃げる。追いかける。
逃走ルートぐらい読んでいるんだと。ハルが現れる。
そこに松高田が現れ「こっちもな」と蹴る

探偵を追いかける。
高田とハルの戦い。

●逃げる探偵。高田とハルのアクションのカットバック。
高田がハルのジャージを脱がし動きにくくしたことから優勢になる。

●北城の車
バッグを持って戻ってきた手下たち。北城に渡す。

●倒れる探偵のところに大丈夫かと高田がやってくる。
●北城がバッグを開けると、中にはエロ本が入っている。

●回想 
逃げる時、探偵はこっそりとゲンちゃんに渡す。バッグをすり替える。
→たねあかし

●喫茶店、翌日
イベント会場の事件の新聞記事(松尾の特ダネだろう)

●大学
後輩が建物から出てくる諏訪麗子と抱き合う。

仕事の友達が交通事故にあって看病してて、携帯をなくしちゃった。抱きしめる。ウソ泣き。抱き合いながら腕時計を見る。
→Q、「したたかな女」を表現してください
 A、抱き合って泣きながら腕時計を見る

この手の女が一番使用できないんじゃないか?天然ものだ。
ごくある依頼を解決した。
麗子に「お母さんに5万円払わなくてよくなったと言っといて」

●北城は組から見捨てられ覚せい剤取締役法違反 銃刀法違反で逮捕され組織は壊滅した。
●サウナでニュースを見ながら喜んでいる松重豊。
【最大の敵との戦い 解決】


 ★エピローグ
【マリの本当の目的が明らかになる。流産した娘と同じ日に生まれた難病の少女を救う】

●路面電車
メッセージを読む「さとみちゃんを救う会に全額寄付をお願いします。」

●病院
子供が絵を描いている。2月18日、さとみの誕生日。
「生れていたんだ」マリは子どもを産んでいたとこのとき探偵は思う
 →実際は実の子ではない。ならばこのセリフは無駄なクッションでは?
探偵、実のお子さんですか?
→娘の前でこんな会話をするか?ちょっと無神経

テレビのまりの逮捕のニュース。昔この病棟の患者さんで遊んでもらっていた。まさかあんな人だったとは。子ども「こわい」
 →実際はまりはさとみのために命がけで闘った
  知らないさとみはただの悪者だと思う。

そっとバッグを置く。手紙を添える。

音楽とともに泣かせるシーン
●白樺並木道病院
●回想シーン、居酒屋「命を燃やすもの」
●回想シーン、マリ「助けてください」
●回想シーン。「探偵さん、私出会ったよ」
●探偵、泣く
→泣きながらなにかセリフを言うが聞き取れない。
●独房の中のまり
●病院、まりがさとみと出会う。2月18日が誕生日と知って涙を流す。
●独房で泣いているまり
●夕方の街。

●バー
さとみとまりとは赤の他人だった。
流産した自分の子どもと同じ誕生日。
「それだけのために命を燃やしたか」

「まりは獄中で間もなく生涯を閉じるのだ。それともこうとも考えられる。あの手の女の言うことは信用できない。病気というのも嘘かもしれない。」

カウンターでマリ微笑む。別の女だった。

「刑期を終えたマリが再び目の前に現れるかもしれない。その日を静かに待とうと思う。」

「バカで最悪で最高の女に乾杯」

●雪のすすきの
原田と麗子が結婚することが決まった。
探偵、高田に餞別だと言って金を渡す。
「しばれるな」「札幌だからな」
探偵の後ろ姿。振り返る。
高田の後ろ姿。

「誰もが懸命にに生きている。自分の大切なもののために」

クレジット「大寒町」とはシブイ

●落ち、高田はニュージーランドに行くのではなく、隣町のニュージーランド人から酪農を教わっていた。
「選別返せ」「もう使っちまったよ。札幌競馬場で」
高田は札幌にも来ていた。


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