百賢(BaiXian)奨学金_概略
どうも!
セイタです!!
現在北京大学修士課程で社会学を学んでいます。
この記事では、自分が2023年9月より1年間援助していただいている百賢(BaiXian)のAsian Future Leaders Scholarship Program(以下、AFLSP)について紹介していきます。百賢という団体はそこまでメジャーな団体ではないため、その奨学金であるAFLSPも知っている人が少ないと思い、この記事を書くことにしました
ただ、奨学金の額としては1年で25,000ドル(約375万円)と結構な金額が支給されるうえに、課外活動やネットワーキング、メンタープログラムなどの多種多様なイベントを奨学生向けに実施してくれます。個人的には、奨学金だけでなくこうしたイベントも非常に価値あるものだと思っています。
あくまで持論ですが、奨学金にはそれぞれ理念があります。そして、目的があります。その目的に沿って、奨学生を選出していきます。そのため、奨学金の理念や目的を適切に理解することは、奨学金の採択率を大幅に改善してくれます。本記事では奨学生だからわかる百賢の理念や歴史についても書いていこうと思います。
この記事の対象者は
・百賢(Bai Xian)に興味のある人
・AFLSPに興味のある人
・アジアを中心に人生を過ごそうと考えている学生
を対象としています。
百賢(Bai Xian)とは??
まずは百賢という団体について紹介していきます。日本の百賢アジア研究院のサイトには以下のように書いています。
以上のように百賢はもともと日中の相互理解のために百賢の創始者である香港人実業家であるロナルド・チャオ氏が作り上げた財団であります。ロナルド・チャオ氏は1957年から1962年に東京大学工学部に留学しており、アジア文化会館で日本人学生と生活を共にした知日家です。また、チャオ氏は「日本留学の経験は自分の人生に大きな影響を与えた」と振り返っています。
現在はロナルド・チャオ氏のご子息であるロナ・チャウ氏が代表を務めています。サイトには現在のビジョンとミッションは以下のように書かれています。
日中関係にとどまらず、アジアの次世代のリーダーの創出を目的としています。
Asian Future Leaders Scholarship Programとは!?
次に、奨学金の概略について書いていきます。まず、公式サイトの説明を引用させていただきます。
要点をかいつまんで、抜き出すと
・毎年100人ほどの奨学金生が選出される。
・8つの大学に通っている学部生と修士の学生が対象である。(毎年変わります)
・それぞれの学生に毎年25000ドル(約375万円)支給される。
・奨学生はBXAIサマープログラムに参加する。
AFLSPはもともと日中関係の架け橋となるリーダーの育成のために設立されたのですが、すでに対象をアジア全体にまで拡大されています。また、AFLSPは米英で各界のリーダーを輩出しているブルブライト奨学金やローズ奨学金のようなプログラムをアジアにおいても作り上げていくことを目指しています。
※百賢とAFSLPの詳細は
応募資格
いよいよ応募資格について書いていこうと思います。
提携大学
まず、AFSLPの応募資格は下記の提携大学の学生に限られます
・一橋大学
・京都大学
・北京大学
・上海交通大学
・香港中文大学
・香港科技大学
・清華大学
・早稲田大学
です。
現在はこの8つの大学ですが、提携大学はたまに変更されます。例えば、清華大学は昔は奨学生を取っていて、しばらく取らなくなっていて、2024年からまた再開したそうです。
それ以外にも過去には以下の大学からも学生を採択していたそうです。
・復旦大学
・慶應大学
・九州大学
・ソウル国立大学
・台湾大学
・香港大学
・東京大学
・浙江大学
ただ、現在はこの大学からは奨学金生を取っていないそうです。
個人の応募資格
次に、個人の応募資格についても見ていきます。下記百賢の公式サイトになります。
応募資格としては、提携大学に所属するアジア出身のフルタイムの学生であるということです。AFLSPの選考は各大学に一任されているところがあり、それ以外の条件はあまりありません。
あえて言うならば、英語が百賢の公用語なので英語力が求められるくらいです。とはいっても、僕は特にIELTSもTOEFLのスコアもない状態でこのAFLSPの選考に参加し、奨学生となることができたので、英語力も最低限度あればいいと思います。
また、各大学ごとの条件としてはそれぞれ以下のようのものがあります。
・北京大学:燕京学堂で中国研究をしている修士の学生、もしくは日本人の学部及び修士の学生
・一橋大学:MBAの学生
・京都大学:修士の学生
・上海交通大学:学部及び修士の学生
・香港科技大学:修士の学生
・早稲田大学:ダブルディグリープログラムの学部、もしくは政治経済の学生(英語)
です。
このように各大学で応募資格がばらばらです。そのため、申請前にかならず各大学に確認しておきましょう。
以上が百賢(BaiXian)のAsian Future Leaders Scholarship Program (AFLSP)の概略になります。より詳しく知りたい方は下記の公式サイトをご覧ください。
ここから以下の一連の記事でAFLSPについて説明していきます。
引き続きよろしくお願いします。
以下の記事では、「書類審査の概要」に関して書かれています。
以下の記事では、「Application Formの書き方」に関して書かれています。
以下の記事では、「Interview」の流れや事前対策に関して書かれています。
以下の記事では百賢のプログラムの一環として参加した長春でのStudy Tripについて書いています。
以下の記事では百賢が実施するサマープログラムについて書いています。
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