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まるで「シンクロナイズド・ベースボール」。セはヤクルト、パはオリックスが日本シリーズ進出。共に「ドロー」。展開もそっくり
こんなこともあるのだろうか。セ、パともに、リーグ優勝を決めたチームが同日に日本シリーズ進出を決めた。しかも、双方ともにドローに持ち込んでの結末だった。まるで「シンクロナイズド・ベースボール」だった。
7日に行われたクライマックスシリーズの最終ステージ第3戦。ヤクルト、オリックス共に先取点を許す展開だった。
しかも、シンクロしているのは、両チームともに、3回表に1点奪われた。その内容も犠牲フライによるもの。そして相手の3番打者に打たれているのだ。失点する場面も同じとは、どれほど、2チームはシンクロしているんだ。
それだけではない。ヤクルト、オリックスともに一度は2-1と逆転している。そして、逆転した直後に、2-2と同点にされているのも同じだった。
ここから、ちょっとだけ違いが生じる。ヤクルトは、このまま、2-2で9回が終了して、ドロー決着。一足先に、日本シリーズ進出を決めた。6年ぶりだ。
オリックスは、8回表に2-3と勝ち越された。ロッテに1勝を許して、足踏みとなるのだろうか。
1点を追う九回裏。先頭のT-岡田選手がライト前へヒットを放ち出塁。さらに、6番安達選手がレフト前へ。無死一、ニ塁。続く小田選手はバントの構えを見せていたが、ヒッティング。打球はライト線を転々。代走の山足選手がホームを踏んで、こちらもドロー決着となった。オリックスは25年ぶりの日本シリーズへ。
ヤクルト、オリックスともに、最終スコアは違ったが、共に引き分けて、最終決戦への切符をつかんだ。3勝1分け(うち1勝はリーグVによるアドバンテージ)も一緒。日本シリーズでの両チームの対決は、1995年以来26年ぶりとなる。
両チームとも、最終ステージは最短の3試合だけで、日本シリーズ出場へ。クライマックスシリーズを見ると、短期決戦に必須の競り合う力が際立っている。「ロースコア上等」といった雰囲気も感じる。
最終ステージで「シンクロ」しているヤクルトとオリックス。日本シリーズでも、面白い展開になりそうだ。