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「下剋上」J1キックオフ!J2からの昇格組が白星スタート。清水が2年前のリベンジ。J1ギリギリ残留組も好発進。今季は大混戦の予感

「下剋上」J1キックオフ!「格下」チームが波乱を起こす幕開けだ。Jリーグが開幕し、J2からの昇格2チームが白星スタートを切った。清水エスパルスは2年前のリベンジを果たした。J1にギリギリ残留したチームも好発進。今季は大混戦の予感だ。どのチームにもチャンスがありそう。ピッチにワクワク感が駆け巡っている。

J1開幕節の最終日。16日の東京・国立競技場では、今季J1に復帰した清水と、昨季6位の東京ヴェルディが対戦した。両チームともにJリーグ発足時から加盟している「オリジナル10」だ。

J1で両チームが対戦するのは2008年以来17年ぶり。伝統チームがJリーグの最高の舞台で戦うとあって、5万2541人がスタジアムに駆け付けた。

そして清水にとっては2年目のリベンジを狙っていた。2023年シーズン、両チームともにJ2に甘んじていた。

そこからはい上がるためのJ1昇格プレーオフ。清水は1点をリードしながら、試合終了間際に追い付かれた。引き分けのため、リーグ戦上位だったヴェルディがJ1に復帰。清水はJ2残留となった苦い記憶がある。

今季の開幕戦は、清水にとってのリベンジマッチ。雪辱を果たそうとする思いがある分、ボール争奪などで相手より上回っていた。

そして前半40分。左サイド中心にボールを動かしていた清水が、中央に戻した後、一気に右サイドの前線へロングパス。DF高木践選手が中央へ浮き球のパスを送ると、FW北川航也選手が頭で合わせて先制ゴールを生んだ。

この1点を守り切った清水が2年前のプレーオフのリベンジを果たした。試合終了間際も落ち着いて対応。2年前には同点に追い付かれた悲劇をこの試合では回避した。

15日の試合では、J1初昇格のファジアーノ岡山が京都を下して、うれしい初勝利を挙げている。昇格3チームのうち、2チームが開幕節で勝ち点3をゲットした。

そして昨季、ギリギリでJ1に残留したチームも好発進だ。昨季は20チーム中3チームがJ2へ降格。昨季17位で残留した柏レイソル。今季は初戦で12位の福岡を1-0で下して白星発進。昨季16位のアルビレックス新潟は9位の横浜マリノスに1-1で引き分けた。

J2からの昇格チームと、J1にギリギリ残留したチームが好スタート。今季のJ1は大混戦となる予感がする。どのチームにもチャンスがありそうだ。

「格下」が盛り上げるJ1。見応えのあるシーズンとなること、間違いなしだ。

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