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結果が出ない時こそ、ポジティブ思考が大事。ヤクルトが今季初のサヨナラ勝ち。常に前を向くサンタナ選手がサヨナラ本塁打。代打の川端選手も今季14打席目で初打点
結果が出ない時こそ、ポジティブ思考でいることが大事。最下位のヤクルトが今季初のサヨナラ勝利をつかんだ。この日ノーヒットだったサンタナ選手が劇的なサヨナラ本塁打を放って勝負を決めた。そして「代打の神様」川端慎吾選手が今季14打席目にして初打点を生み、サヨナラ決着へ流れを生んだ。常にポジティブに。それが好結果につながっていく。
ヤクルトはもがいていた。3連敗中のチームはセリーグ最下位に沈んでいた。2021年シーズンからセリーグ2連覇を達成したチームが昨季は5位に沈んだ。今季は巻き返しを誓ったが、なかなか波に乗れずにいる。
25日にホーム神宮球場で行われた広島戦。試合は序盤から両チームが点を取りあう打撃戦に。四回を終えて6-6のタイスコア。六回を終えた段階で、広島が8-7でリードした。野球で一番面白いスコアと言われる「ルーズベルトゲーム」で中盤を終えた。
しかし、このままでは試合は思わらない。八回にヤクルトへ流れを引き寄せたのが、今季もがき続けていた川端選手だった。1死三塁の場面に代打で登場。三遊間を抜くタイムリーヒットを放って同点に追いついた。
川端選手は代打で出場するため、打席数は少ない。今季2安打目となった一打でヤクルトが息を吹き返した。
そして8-8の同点のまま、九回裏、ヤクルトの攻撃。1死走者なしで打席に立ったのが、サンタナ選手だった。今季打撃が好調でセリーグの打率上位に位置しているが、この日は4打数ノーヒット。しかし、前向き思考のサンタナ選手が勝負を決めた。
カウント1-2からの4球目。真ん中高めの153キロ直球をとらえると、打球はヤクルトファンの待ち受けるライトスタンドへ。チームの今季初となるサヨナラ勝利を生み出した。
人は失敗が続けば、「またダメかも」とネガティブ思考に陥りやすい。しかし、それが悪循環を生んでしまう。劣勢の中にいるからこそ、前向きな考え方が必要だ。
試合後のインタビューで、サンタナ選手は「考えすぎないのを心掛けた」という。「ポジティブ思考を忘れない」ことを信条とするサンタナ選手だったからこそ、値千金のサヨナラアーチにつながったと思う。
チームは2021年からのセリーグ連覇を達成したが、昨季は5位に終わり、ポストシーズンに進出することすら叶わなかった。今季も最下位にあえいでいる。チームにとって重要なのは、サンタナ選手のように前向きに考えることではないだろうか。
厳しい状況に身を置いている時こそ、ポジティブ思考を。常に前向きのサンタナ選手のサヨナラ本塁打が苦境の脱し方を教えてくれたような気がした。