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負けないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと。日本サッカーの未来へ「それが大事」。欧州選手権のイングランド戦を見ながら懐かしの歌を思い出した
負けないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと。懐かしの歌を思い出しながら、日本サッカーの未来について「それが大事」だと思った。日本から遠く離れたドイツで、サッカーの欧州ナンバーワンを決める戦いが繰り広げられている。イングランドの試合を見ながら、負けないことの重要性を改めて感じた。日本サッカーよ、負けないチームとなって!
6日に行われた準々決勝のイングランド対スイス。前回大会で準優勝のイングランドが優位に見えた。ただ話は単純ではない。スイスは決勝トーナメントで前回大会優勝のイタリアを破るなど勢いに乗っている。
準々決勝前半は0-0で終了。鉄壁の守備を敷くスイスに対して、イングランドはなかなか突破口が見つけられない。
そして後半30分に先取点を奪ったのは、スイスだった。右サイドからのクロスが相手選手に当たってコースがずれる。このボールを、FWエンボロ選手が詰めてゴールを決めた。
歓喜に沸くスイスサポーター。ボルテージは最高潮だ。応援にも一層の力が入る。スイスのホームゲームと言わんばかりの状況だ。
残り15分。イングランドは追いつこうと攻勢をかける。選手を一度に3人交代して厳しい局面を打破しようと必死だ。
そして後半35分。FWサカ選手が右サイドからドリブルで中央に持ち込み、一気にゴール左へシュートを決めた。値千金の同点ゴールだ。
その後、後半が終了し、延長戦でも決着がつかず、PK戦決着に。イングランドは5人全員が成功。そしてGKのピックフォード選手はスイスの選手のキックを1本セーブして勝負あり。イングランドは苦手とするPK戦を制して、準決勝へ駒を進めたのだ。
その時に思い出したのが「それが大事」という歌だった。1991年に大事MANブラザーズバンドが歌った名曲。冒頭の歌詞に「♪負けないこと 投げ出さないこと 逃げ出さないこと 信じ抜くこと」とある。
33年前と、ずいぶん昔の歌だが、今月5日にスタートしたテレビドラマ「ビリオン×スクール」の中で、MEGUMIさんが演じる高校教師が歌う場面があったのだ。
負けないこと。これが重要だ。イングランドは今大会、グループリーグ初戦を1-0で勝ったものの、2戦目、3戦目と0-0の引き分けだった。
そして決勝トーナメント1回戦では先取点を奪われながら、後半終了間際に追いつき延長戦に持ち込んだ。そして延長前半に勝ち越し点を奪って8強入りを果たしている。
準々決勝前の1試合平均得点は90分換算にすると0.69点。タレントがそろいながら、得点力が低く、批判にさらされていた。
それでも負けないことが重要。今大会、前後半90分で勝った試合は1試合しかない。それでも負けなければ、先が続く。
日本にとっての課題はPK戦だろう。イングランド同様に日本もPK戦が苦手だ。運任せで済ませられない。イングランドはGKがしっかり相手のコースを読んでいるように思えた。しっかり分析していたのだろう。
負けないこと。そしてPK戦に強くなれば、日本がサッカーワールドカップで上位進出するのも夢ではない。「それが大事」だと、私は信じている。