「教育費」の呪縛は、もはや時間の問題だ。
学歴=家の財力という時代があった。
子供の教育費が不安だ。それは、金銭的に困るというより、イメージとして捉えられないからだ。
教育費は親という立場の者にすれば、あらがうことのできない、いわば聖域である。
「子供の教育だけは」というのが、世の親の赤心であるし、私もそんな気持ちでいる。
話はそれるが、ひと昔前まで、学歴はなかばカネで買えた。露悪的な言い方であるが、要はカネがなければ大学には行けなかったのである。
昭和15年生まれの我が親父殿は大学卒だ。一橋大学に入るのに、あの時代