メジャーデビューを勝ち取った「惹きつけるプロフィール資料」の作り方(3)

2020年にメジャーデビューしたバンド「Neontetra」のVo.セイカです。夢を叶えるための必須ツール・武器になるもの、それは「プロフィール資料」です。フリーランスやミュージシャンこそ、「惹きつけるプロフィール資料」を作って頂きたい。私が『メジャーデビュー』を勝ち取った「夢を叶えるプロフィール資料」のポイントを、実例を紹介しながら書いていこうと思います。今回は、3回目の記事です。

私は、「バンド運営」＝「スタートアップ企業の経営」と同じと考えて、「Neontetra」というバンドを運営。その結果、メジャーデビューを勝ち取ることができました。今回も、その観点から、プロフィール資料の重要性と、コツについて書きます。

1P目と2P目のポイントおさらい

【プロフィールを作る意義と1P目】
●「プロフィール資料」＝「会社案内」と一緒。会社案内のない会社に就職・転職したいですか？
●プロフィール資料は、渡すだけで「安心感」「信頼感」を獲得できるという意味合いもある
●プロフィール資料は、汎用性が高いものを1つ作ろう！P3～P4くらいのボリュームがおすすめ（P1：自己紹介文章＋写真／P2：実績紹介／P3：最新情報／P4：補足資料（ある場合）＋連絡先）
●P1が勝負！（①『自己紹介』を「文章」で書くこと/②『自分を象徴する写真』を挿入すること）
●自己紹介文章は、5つの段落を意識（①音楽性、簡単に／②これまでの客観的な活動履歴／③特に強調したい活動内容・ホットな内容　など／④補足情報／⑤今後の予定）

【プロフィール2P目】
●自分の価値を高める「実績」を記載
●自分の業界に適したカテゴリー分けをして、箇条書きにする
●客観的に評価される実績や、PRしたい実績から順に「選んで」記載する
●必ず「絵」「図」を挿入する。視覚からも読み手に実績をPRする
●プロフィール資料＝あなたのイメージに直結する。絵や図などを入れて、デザインすることも重要
●読み手に対して、「親切」なプロフィール資料制作を心がける

上記を踏まえたうえで、次にプロフィール資料・3P目のコツについて記載していきます。

3P目：最新情報を記載する「自身のニュース」ページのイメージ

こちらは、プロフィール資料の3ページ目です。A4サイズです。Neontetraが使っていたものをベースに、一部、今回のために、分かりやすく内容を差し替えました。あくまで、サンプルです。

3P目で大事なのは、これまでP2「実績」で書いてきた「客観的な事実を淡々と並べる」ということとは異なり、「最新＆今後の自分の活動や情報について書く」ということです。そのため、3P目は、常に情報を更新していく必要があるページというイメージです。

3P目：記載項目の例

【ミュージシャン・バンドマンなどの場合】
●ライブ予定
　－できるだけ、規模の大きいもの、面白味のあるものをチョイス

●リリース予定のCD、音源情報
　－可能な限り、どうしてその音源を作ったのか、その歌詞にしたのか、どうして今発売するのか、など「背景」をしっかり記載する

●現在進行形の企画や取り組み、SNSでの発信情報
　－YouTubeで力をいれてる企画、自身のラジオ番組での取り組みやトークコーナーの内容、興味をもって勉強している内容、これから始めようとしている企画について、など

●直近で結果を出したことを報告
　－直近のライブで●●名集客を達成、全国●●か所のツアーを成功、CDお届けチャレンジ●●枚達成、路上ライブ●●●回実施達成、オーディション優勝、など

【フリーランス、クリエイターさんの場合】
●直近の公演、セミナー、発信内容の予定
　－できるだけ他社を巻き込んだものやコラボもの、規模が大きめのものをチョイス

●発売予定の商品、リリース予定のサービスなど
　－可能な限り、商品コンセプト、開発背景やストーリー、想定ユーザー、発売後の理想や目標などを具体的に記載する。ここでは、読み手に「ワクワク」させるような期待を持たせる内容にすることが重要

●自身が力をいれている現在進行形の企画、発信内容を紹介
　－メディアでの連載、ブログでの発信内容、YouTubeなど、客観的に評価をされているもの、好評なものから記載していく

●結果を出すことができた自身の活動・PRしておきたい活動
　－セミナーの満足度が90％だった、コンサルティング先の企業が●●という結果を出した、自身の著書が●●●部売れた、●●●という分野で連載をスタートすることになった、など、読み手にPRしたい最新の結果を記載する

3P目：必ず「絵」「図」で"魅せる"資料に

プロフィール資料は、「資料の見た目デザイン)の印象」＝「その人の印象」に直結します。そのため、資料を見る人の立場になって、「読んでてワクワクする」「読んでてその様子が想像できる」ものにする必要があります。

そのため、イベントの内容がより伝わる写真や、沢山の集客をPRできるような写真、タイアップ先の企業ロゴ、メディア掲載時のスクリーンショットなどを、空いたスペースに配置することが大事です。読み手側にとって、「文字情報」だけでなく、「絵」や「図」からも、その人の実績を理解することが可能となります。非常に親切なプロフィール資料、読み飽きないプロフィール資料となります。※こちらは、P2と同じ内容です。

3P目のポイント：期待を醸成する、「自分の次回予告」のような内容を！

最新情報を記載する「自身のニュース」ページのイメージで記載することをお勧めします、と書きました。その情報を選ぶポイントとしては、「相手に期待してもらえるような内容」であるかどうか、「ワクワクしてもらえる情報」になっているかどうかを意識してもらえるとよいと思います。

この3P目は、「ニュース」ページなので、メディアの記者になったつもりで自身の魅力的な取り組み、出来事、そしてこれからの活動を選んでみてください。ドラマで言うと「次回予告」のような立ち位置です。

これまでの面白さや魅力をぎゅっと詰め込み、「次回も見たくなる」⇒つまり⇒「今後も気になる」「期待したくなる」という存在に思ってもらえるようにするためのページです。その観点で、しっかり情報を選ぶことをおすすめいたします。

プロフィール資料・3P目まとめ

●最新情報を記載する「自身のニュース」ページのイメージ
●3P目は常に情報を最新のものに更新していく
●カテゴリー分けして分かりやすく記載する
●必ず「絵」「図」で"魅せる"資料に
●期待を醸成する、「自分の次回予告」のような内容を！

本記事の著者：Neontetra セイカ

「Neontetra(ネオンテトラ）」は、Vo.セイカとBa.ヒデユキからなる、音楽バンド。90年代テイストのキャッチーなメロディーと、令和時代のトレンドアレンジを融合させた、「懐かしくも新しい音楽」が幅広い世代に支持されている。

2020年12月2日に徳間ジャパンコミュニケーションズより、「時の旅人 ～令和ゆかりの地・太宰府のうた～」でメジャーデビュー。セイカの故郷・福岡県太宰府を盛り上げるべく制作した楽曲コンセプトに、同郷の広瀬香美さんが賛同し、太宰府の名所11か所で撮影されたMUSICVIDEOにゲスト出演した。オリコンチャート・デイリー第23位、週間38位、ビルボードランキング第37位を獲得した。

「音楽で地方創生」を掲げ、太宰府市のコロナウイルス対策動画を制作するなど、地域貢献活動を積極的に行っている。

CD「時の旅人 ～令和ゆかりの地・太宰府のうた～」ご購入応援、どうぞよろしくお願い致します！
▶amazon　www.amazon.co.jp/dp/B08JRJ9PZJ
▶音楽DL・ストリーミング配信中　https://tjc.lnk.to/ot11YEjy

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