壁
教室の近くまで来て、足が止まる。どうしても一歩が踏み出せず、しばらくしてから来た道を戻る。
そこは教室や学校、職場かもしれません。
経験のない人からみると奇妙な行動で、しかし当人の心は大きく荒れながら懸命に戦っています。
怠けているんじゃないかとか、気合いが足りないんじゃないかとか、責任感がないとか、そんなことを思う人もいるでしょう。
責任感?
責任感がなければ、葛藤と混乱を抱えてながら「行こう」とすることさえないでしょう。かえって責任感が強過ぎたり、気合いを入れ過ぎたりしている場合も多い。怠けたければもっとうまい方法もあるはず。そもそも怠けることと休息することの境界は何処にあるというのでしょう。
理由はどうあれ、私もそういう経験があります。
まるでその場所に壁があって、ぴたりと立ち止まらなければならないような、なにか警告のような緊張感が胸を突きます。動悸を感じる日もあります。呼吸が荒くなり、視界がチカチカ点滅してひどく気分が悪くなります。
ここは安全か?
そこは安全か?
猜疑心と警戒心に翻弄されながら、意味のない問答が渦巻いて深く深く沈みます。やっぱりやめておこうと先に進むのを断念して、そこを離れて安全な場所を求めます。
家に帰りましょうか。いいえ、家の中も安心できるとは限りません。行き場のない焦燥感の増していく胸を抑えて、どうにか呼吸を整えます。
そういう時、保健室は有難い避難場所でした。
話を聴いてくれたり、助言をくれたり。ほうっと息を吐いて、不安が和らいでいくのを感じました。
先生。
色々起きる人生だけど、私は元気です。
否定しない貴方の優しさが、私の心を支えてくれました。
だから今日はコメント頂いた方を全力で肯定しようと思います。ちょっとアレなことがあってもなるべく否定しないで受け止めてみます。
先生みたいに上手くできるか分からないけど、どうかみていてくださいね。
拙文に最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました。願わくは、記憶の底にいる昔の貴方が、優しく包まれて癒されますように。
#大切にしている教え #まぁいっか
#忘れられない先生
#ただし否定されたいマゾい方はその旨お伝えくださいませ #そのときは #お前の全てを否定してやる
#るろうに剣心 #私の推しキャラ #斎藤一
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