タイヨウが明日を照らす話【実践心理学】
その東洋外科医は凄腕の術師です。
二十余年は悩みの種であった私の姿勢が僅か数ヶ月で劇的に改善するような、施術のみならず交わす言葉のひとつから心身が癒されていくような、そういう術の具現者です。
今でも身体のメンテナンスのために時々彼のもとを訪ねますが、殆ど道具も使わずに心身の不調を改善せしめる彼の技術は、まるで北斗神拳の医術への応用をみているようですから、ここでは敬意をもって「トキ」と呼ばせていただきます。
トキは最近、脳科学にハマっています。
彼との雑談は人生に刺激を与えてくれます。
渡邊さん、知ってます?
「〜シタイ」は実現しないらしいですよ。
〜シタイっていうのは、それが実現できていない状況で出てくる言葉ですから、それを言ってるといつまで経っても現実にならないって。
〜シヨウとか、いっそ〜シタ!とかナッタ!みたいに過去形でも、表現を変えるのが良いんです。
たしかに〜ヨウ、だと前向きな気持ちになれるような感じがします。
私も実践してみたい!
…じゃなかった。実践してみよう。
いや、むしろ今既に実践した。この調子です。
具体例いきましょう。
まずは、つい使ってしまいそうな「〜タイ」の表現を振り返ります。
①明日は良い天気だから何処かに出掛けたい。
→出掛けよう。
②おれは拳法家としてより
北斗神拳を医学のひとつとして活かしたいのだ
→活かそう。
③ならばわたしも ひとりの拳士として
この生をまっとうしたい
→まっとうしよう。
やはり「〜タイ」での実現は難しいようです。
ところが物語も佳境に入ると、彼の言葉は自然と変化していきます。
④わたしも・・おのれの宿命に生きよう
北斗神拳は一子相伝!!
あの男の拳を封じねばなるまい!!
わが生涯の敵はラオウ!!
⑤ケンシロウ この魂はおまえに残そう
そしてこの肉体はラオウとの死闘に捨てよう!!
そして彼は伝説になりました。(何の話だ)
拙文に最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました。願わくは、貴方の明日が太陽に照らされて眩く輝きますように。
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