【結果発表】鴨鍋ハロウィン【会場は此方】
10月末日となりました。
今宵はハロウィン、魑魅魍魎の跋扈する日です。渋谷や新宿の奇妙な仮装集団を横目に、ここnote界隈にも珍妙な人々が徒党を組んで騒ぎ始めております。
思いつき企画に参加いただき幸甚の極みです。
エントリーいただいた皆様、コメント欄に登場いただいた皆様、触らぬ神に祟りなしと距離を置いていた皆様、そんな企画があることを今知った皆様に、心より感謝申し上げます。
秀逸な作品の中から受賞者を選出することは胃に穴のあく思いでしたが、スコアリングシステムを導入して厳格な審査を完遂いたしました。
それでは発表に参りましょう。
【鴨鍋ユニーク賞】
転調さん『君たちはどう仮装するか』
面白さ ☆☆☆☆☆
奇怪さ ☆☆☆☆★
南瓜さ ☆☆☆★★
《寸評》
虚構と現実の境界を歩む鬼才、転調さんの閃きが天を割りました。日常のメロディーが転調していく高揚感は紅葉の季節に東洋の神秘を奏でます。この秋、必読のショートストーリーが誕生しました。超絶技巧に刮目せよ。
【鴨鍋ホラー賞】
mioさん『かつてあったかもしれない昭和の舞台裏(妄想🎵)』
面白さ ☆☆☆☆★
奇怪さ ☆☆☆☆☆
南瓜さ ☆☆★★★
《寸評》
アイコンの招き猫に吸い込まれるようにして訪れた記事には、笑いと涙の昭和物語が展開されていました。油断したところに現れた後日談の狂気はホラーと呼ぶ他ありません。(妄想🎵)がじわじわきます。夢に出てきそうです。
【鴨鍋カボチャ賞】
めーさん『大人だってハロウィンを楽しみたい ーナメック星篇ー』
面白さ ☆☆☆☆☆
奇怪さ ☆☆☆☆★
南瓜さ ☆☆☆☆☆
《寸評》
笑いは狭いほど面白いという原則を突いた審査員狙い撃ちの狂気を感じました。仮令内輪ネタだと審査員が叩かれても、私は胸を張って応えましょう。この人マジでブッ飛んだ作品(褒め言葉)ばっか書いてるから遡って読みなされ、と。
【鴨鍋ハロウィン大賞】
三毛田さん『ヨックモックのシガールをきれいに食べたい』
面白さ ☆☆☆☆☆
奇怪さ ☆☆☆☆☆
南瓜さ ☆☆☆☆☆
《寸評》
フルスコアを叩き出した三毛田さんの仮装は、命懸けのものでした。只者ではない雰囲気を醸し出す文章を読み進めた先の衝撃たるや、魑魅魍魎の跋扈するハロウィンの夜に相応しい。こういうセンスと出会えるからnoteは辞められねぇんだと実感する作品です。ごちそうさまでした。
受賞者の皆様には、noteサポート機能より、それぞれ副賞をお贈りいたします。
(記事のサポート窓口を閉じている方は、一時的に開放いただくか、seiji.wtn@gmail.comまで直接ご連絡下さいませ。)
また、鴨鍋ハロウィン企画にあたって素敵なイラストを描いてくださったおじいちゃんにも、改めて感謝申し上げます。
受賞者の皆様、おめでとうございます。
惜しくも受賞を逃した皆様も、ぜひパーティをお楽しみくださいませ。
さて、ハロウィンの夜はこれからです。
マガジンに収録された仮装集団を肴に、一杯やることにいたしましょう。
企画にお付き合い頂き、誠にありがとうございました。願わくは、日常を彩るエンターテイメントの花が、そっと咲いて微笑みますように。