バタフライ効果とは何か。
未来の予測は可能でしょうか。
今の天気は分かります。1時間後の天気は予想がつきます。半日後の天気はどうでしょうか。まだ分かりそうです。空の様子で明日の天気を予想しても、当たらないこともありますね。
天気予報をみましょうか。
明日の天気は当たりそうですね。
明後日は?一週間後は?
天候の予測すら、我々人類は完全な結果を得られていません。
机の上に静止した物体に一定の力を加えたときに、その物体の運動を予測することは可能です。物体の重さ、机との摩擦係数、加える力が分かれば良い。重力加速度は一定と仮定して、空気抵抗は無視しましょうか。ニュートン力学の範疇で十分可能です。
しかし複雑な現実の予測は、そううまくいきません。
初期段階のごくわずかな誤差が、まったく異なる結果をもたらす可能性があるというのが「バタフライ効果」の概略です。
言葉自体は気象学者ローレンツの「蝶の羽ばたきほどの非常にわずかな気流の撹乱でも、遠く離れた場所の気象に影響を与えるか」という問いを発端として、それが真ならば観測誤差のある限り正確な気象予測はできないという理論展開です。
これはカオス理論の説明に頻用される議論であって、現実世界がカオスである以上、避けて通れない命題です。
例えばタイムマシンが完成した後に「過去を都合よく改変できるか」という命題にも繋がります。すなわち、ひとつ改変することが思わぬところに変化をもたらし、未来がどうなるか予測がつかなくなるという問題です。
古典的には「風が吹けば桶屋が儲かる」も広義のバタフライ効果に含めてもよいでしょう。
重要なのは「予測ができない」だけで「因果関係はある」ということです。
量子力学の分野では「神がサイコロを振る」かもしれませんから、断定的なことはいえませんが、私はすべての事象に「因果関係がある」と考える立場です。
さて、未来の予測は可能でしょうか。
経験上、近い未来の予測は可能です。しかし未来はわずかな揺らぎをもって変化していくものと感じています。したがって遠い未来になるほど正確な予測は困難になります。それが視える人もいるのでしょうが、伝えた瞬間に変わっていく可能性もある。未来とはそういうものです。
重要なのは自分が何を選択するか。
この一点に尽きます。
拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは、貴方の選択に意志が宿り、いつかどこかにバタフライ効果をもたらしますように。
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#難しい計算は専門家にお任せします
#天気予報は観測誤差を想定していくつか予想モデルを立てて平均値のようなものを算出しているようです
#降水確率30 %というのは雨が降る確率が30%という意味と該当地域の30%の範囲に雨が降るという二つの意味があると聞きました
#なにそれこわい
#先の天気が予測できないのは天候モデルがカオス系だからです
#つまり少し手を加えると天候を操作することもでき #エッセイ
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