あの、アシタカの出てくるやつ
息子がそう言って視聴をリクエストしました。
そう、もののけ姫。不朽の名作です。
美しい情景描写に人間と獣、文明と自然の対比が鮮やかな同作は、私も何十回も観た大好きな作品です。いつか道端でチャンスがあったら「待て待て。拙僧がみてやろう。」と話しかけたいものの、なかなかアシタカに逢えません。
三歳児の頭脳をフル回転しながら息子も作品に没頭します。彼は3回目か4回目の鑑賞です。物語のあらすじを掴み、登場人物の名前もかなり憶えてきました。「アシタカだ!」とか「セッソウだ!」などと喜んでいます。
森のシーンに差し掛かり、息子が叫びます。
「それ、尻子玉!?」
コダマだよ。
勝手にシリを足すなよ。
唐突な遠野物語です。
夥しい数のコダマが尻子玉だったら、どれ程の人間がカッパの餌食になったというのでしょう。なるほどコダマは存外に良い形の尻をしていますが、それとこれとは別の話です。そもそも息子は尻子玉などという言葉をどこで覚えてきたのでしょうか。
たしかに私はかつて息子に河川の危険性を教えるために河童の話を、湖の危険性を教えるためにケルピーの話を、海の危険性を教えるためにダゴンの話を、闇夜の危険性を教えるために吸血鬼の話をしました。
あ、俺のせいだ。まぁいっか。
暑い日が続きますね。
キュウリでも食べましょうか。
味噌、使います?
拙僧にお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは、貴方の尻子玉が…いや、そもそも尻子玉ってなんだろう?
#そなたの米だ #どんどん食え
#セッソウの名前はジコ坊だよ #味噌持参
#ヒンナヒンナだけど杉元のオソマではない
#私の推しキャラ #拙僧 #ジコ坊 #もののけ姫
#山であそぶ #ときには河童に気をつけよ #尻子玉を抜かれるぜ
#未来のためにできること #幼少期からユーモアセンスを大切にすること #人生にはユーモアが必要です #スベったって構わない #笑いは世界を救う