実践してこそ価値が宿る 【実践記憶術】
先日、親戚の子の勉強をみる機会がありました。
科目は数学と生物学。高校1年生の範囲です。
理解の不十分な箇所を炙り出し、噛み砕いて説明します。遠い記憶の彼方にあることも、教科書があればどうにかなるものです。理解したことは忘れにくく印象に残りますから、時間的な余裕があれば理解できるようにしたほうがいい。
ところが高校くらいまでの勉強は、ある程度「そういうものだ」と割り切らないと深みにハマって抜け出せなくなります。
確率とは、期待値とは。PとCの使い分け。
なぜATPとADPが重要なのか。代謝とは何か。
なぜグルコースを重視するのか。
そのときよく分からなくても、あとになって重要性がわかることは多いものです。気にしなくていいところを気にし始めると、途端に迷子になっていきます。
その子も抜け出せなくなっていましたから、割り切る部分とそうでない部分の目安を伝えておきました。家庭教師なんて大学生の頃以来ですが、少しは役に立てたようです。
例えば生物学を根本から理解しようとしたら化学を理解する必要があって、そのためには物理学の知識が必要です。物理学の理解には数学の素養が必須ですね。断片的な部分の勉強の理由がわかるようになるのは、全体が把握できてから。
義務教育から高校までの科目は、すべて人生に直結するくらい重要なものです。
学習は理解と記憶と実践の三本柱です。
そして学習とは、生涯続けられるエンターテイメントです。
これを意識して記事に起こし『実践記憶術』と称しました。
記憶のコツはまだまだありますが、あまり長くなると弛みますから、ここで一旦締めておきたいと思います。記憶に関する悩みや疑問などコメントいただけましたら、可能な範囲で関連する私自身の経験から『実践記憶術』を書き起こしてみたいと思います。
振り返ります。
拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは、貴方の記憶の海が広く深く澄み渡り、雄大な生命の恵みで光り輝きますように。
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