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WORDS

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#想い

rob 奪い取れ 《詩》

rob 奪い取れ 《詩》

「rob」

今日も目をギラつかせ
奴から何を盗もうか企み立てて
成金上がりのBMWにスプレー吹きかけ

底辺堕ちたらそれまでか
ずっと下見てたら
浮かんできたぜ
ニヒルな笑みが
あんたのその才能
ただ羨ましかった
ただ手に入れたかった

月に手を伸ばすななんて俺には通用しない
そんな戯言
腰抜けだけに吐きな
あんたの背中に
いつか必ず指先だけでも触れてみせる

そこからが本物の俺
贋物なんかじゃ

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Jenga 《詩》

Jenga 《詩》

「Jenga」

最下層の奴等から血肉を吸い上げ
美味いとこだけ味わう奴等

汚え手を使い
貰えないはずのブツを手にして高笑い

それで喰らう飯は高級フレンチ並の味

いつでも揺れる明日への不安
地盤沈下は進んでいる

揺れる大地震の
恐怖にも気づきゃしねぇ

無能な奴等も
揺れた不安定さの上に胡座

いつか自分が真っ逆さま

下に落ちた時にはおせえんだよ
今に気付くぜ

その無能と無知な
裸の王

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空中庭園 respect 《詩》

空中庭園 respect 《詩》

「respect」

人は生きて行く上で 
何回の嘘をつくのだろう

優しい嘘 騙す為だけの嘘

虚偽や真意が交差する真夜中26時

煙草を口にくわえて見上げた夜空

真っ黒な夢はバクも食わない 

汚れた大人になった

家族 親友 仲間

自分の信じられる絆はどれだけある

横たわる腐った時間を踏み潰し

這ってでも明日を生きる事

それは地獄と同等かもしれない 

それでも君はこの手を掴むのか

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Blues 《詩》

Blues 《詩》

[Black Snake Blues]

吐く息が全て黒い蛇になる
白い夜だ
吐いちゃいな
吐き出してみろよ

お前の腰に絡みついて
純真な切っ先を
喉元に突きつけられた俺はお前の巣穴へ無理やり侵入して
冬の刃渡りをギラつかせる

真夜中の太陽に触れたから目隠しをされたのさ
頭に火をつけられたRATの群れが次々にマンホールへ
この街の穴という穴へDIVEする

滑稽なさまを横目でみながら水分のない

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聖なる夜に 《詩》

聖なる夜に 《詩》

微かに届いた紫煙のかおり

震える息を呑みこんで

思わず振り返った街の片隅で
ジングルベルが夜空に流れて消えた

少しだけ背の高い貴方の唇が

とても寂しそうに凍えていたから

あの日と同じ手袋を頬にあて

きっと今頃は貴方の街にも
真っ白な雪が降っている

あの日の貴方へメリークリスマス

Mg . Asano

街角クリスマスツリー 

原色のイルミネーション

凍える指先で煙草に火を付けた

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HEAVEN 《詩》

HEAVEN 《詩》

「天国旅行」

おさらばするのさ  
見えない鞄一つもって

一段 一段 のぼるのさ 
外界の友人たちや家族に
さよなら告げたいが
もうぼろぼろの肉体には
口が無いから

想い出トランクに入れ 

また一段 また一段 
上って逝くのさ

大好きな彼女の涙が
天国の階段で雨になっていく

骨だらけの遺骨を胸に大切そうに
抱きしめてるおふくろ
先逝く俺を許してくれ

ああ 光が見えてきた
鞄はもう思い

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浮世 《詩》

浮世 《詩》

「浮世」

浅瀬にころがる顔なし地蔵
深く、深くまで共に沈めゆく

暗闇にひろがる陽だまり
辿るべき道など知らないままで

正しく流れる偽りの川底
瞑々とただよう微かな真実
浅い呼吸、
はぐれた魂を捜している

Mg.Asano

「浮世」

浮世にひとつ夢が舞う
彷徨う流浪の影法師
浮世に暮れゆく龍神の吐息
痛みは遥か星の下

黄昏 飛び交う鳥の羽音
愛しき人が愛しき人へ捧げた詩
私は雲に手を伸

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Stay on the Moon 《詩》

Stay on the Moon 《詩》

触れる事の出来ない距離で
輪郭をなぞった

すっと横切る影

孤独を背負う後ろ姿

掴み損ねた希望

叶えられなかった夢

見上げる事出来ない
背徳の月

それでもずっと見詰めている

貴方の隣で
静かな時が訪れるのを

 Kazu

僕の夢の中に現れたメタファー

静かに言葉が降りて来て
文字の羅列を書き残した

彼女もまた夢を見ていた

全ては現実であり 
口にする事の出来ない事柄だと

彼女

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逆風 《詩》

逆風 《詩》

「逆風」

「書いて死ね」

「殺しに来たぜ」

「愛の詩」

「ダイヤモンド」

「狂人」

「彼女は死んだ」

late summer 《詩》

late summer 《詩》

「late summer」

何かを言い掛けた貴方の唇
言葉になる前流し込むカクテル

今はまだその時じゃない
ダイヤモンドが沈む海

肩を抱き寄せ砂浜で
このまま琥珀の夢を見続けさせて

肌で感じる星砂

今夜だけは嘘を叶えて

 Sham

「late summer」

君の投げキッスを
ウィンクで受け止めた夏
振り返ると太陽が燃えていた

いつか季節も変わるのかな
潮風の中静かに瞳を閉じた

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愛の音 《詩》

愛の音 《詩》

「愛の音」

「知らない」

「スクリュードライバー」

「明日」

「レッドアイ」

Seiji

collaboration : Kaco

「ジントニック」

Birth 《詩》

Birth 《詩》

Kaco

Seiji Arita

Kaco

Seiji Arita

collaboration : Kaco

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