親を一生恨み続けるという地獄
親への恨み
人生において少しも親を恨まず生きていけるならそれは最高に幸せなのかもしれません。以前の記事では辛いときに湧いてくる感情が人生を大きく左右することについて言及しました。
人生の辛いときに湧いてくる感情が親への恨みであるならそれは本当に抜け出すことが困難な地獄です。
なぜなら人間がこの世界に産まれ、何者かに育てられたという事実がある以上、完全に否定しようがないものだからです。
親への恨みの類型
1.進路
ある程度の年齢にいくとこの日本において同級生で自殺した人がいる、なんてことは珍しくないのかもしれません。私も残念なことに自殺した同学年の生徒を知っています。その亡くられた方は中学を卒業した後、ほどなくして自殺したようです。漏れ伝わる伝聞によると進路が原因で親と喧嘩をして亡くなったということでした。
自殺ということもありましたので当時の同級生たちや中学の担任の先生が葬儀に参加することもなく密葬が執り行われたようです。
当時の彼の同級生で私の友人だった生徒は彼が「自殺するのが理解できない」と言っておりましたが当時から私は彼の気持ちがなんとなくではありましたが理解できました(彼とは比べ物にならないでしょうが私には親の怠惰が原因で挑戦できなかったことが山ほどあったからです)。
自分が原因ではなく「親が原因で何かに挑戦できなかったという事実は一生心に残る」しそれがアイデンティティとなっていた場合、自殺に至るということも不思議ではないように思えます。
2.恋愛
自分のやりたいことをやる。そういったことがうまく行かなくても充実する方法はあります。それは恋愛です。人間の本能に根差したものであり人生における最も重要なイベントともいえます。
子供をもつ親御さん切に辞めてほしいことは「子供が色気づいたときに茶化す」という行為です。これは下手したらそのお子さんの人生における大部分のモチベーションを阻害する原因となります。
私はこれが要因でオシャレをすることが嫌になり自分を磨くことがしづらい雰囲気が思春期の頃に長く続きました。眉毛を整えることをしたり、オシャレな服に金をかけたりそのために親に金銭を要求するという闘争を私はできませんでした。
なのでなんとなく親が買い与えてくれたものを着ていましたし、リアルな恋愛においても自分からそういうアプローチすることが億劫になっていました。親がそういう思春期の感情の機微やファッションに敏感であればいいのですが生憎私の両親にはそういったセンスや配慮もなく、私自身はまともに恋愛をするというステージにいけず思春期を棒に振りました。
人間恋愛がうまくいってれば他がうまくいってない場合でも乗り越えられる部分はあると思うのですが、好きなことをやらせてもらえない、恋愛もダメとなると本当に自分のアイデンティティの確立というものができないまま時を過ごすだけになります。今でもこのことに対する親への恨みや憎しみは消えません。
まとめ-子供への対処法
ここまで至極個人的な話で申し訳ないですが、進路と恋愛というこのダブルパンチをくらったまま私はアイデンティティを確立できず、何かを頑張るという感情が思春期の頃から皆無でした。そうしていざという時に立ち上がれなくなる現象がずっと続いてきたのが今の私です。
ですのでこれから親になる方はこれを反面教師にして頂き、子育てに役立てていただきたいです。
私から言えるのはこれだけです。
休みでも子供のために頑張らなきゃいけないのは大変おつらいでしょうけど子供がやりたいと言ったことは応援してあげて、子供が思春期になった場合には色気づいても茶化さないであげてください。
またできればオシャレやITなどの最新の情報に親も敏感であることが望ましいように思います