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#KENMAYA です。


本日はPTSD(心的外傷後ストレス障害)について書いていきたいと思います。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)は死の危険に直面した後、その体験の記憶が自分の意志とは関係なくフラッシュバックのように思い出されたり、悪夢に見たりすることが続き、不安や緊張が高まったり、辛さのあまり現実感がなくなったりする状態です。PTSDは決して珍しいものではなく、精神医療においては「ありふれた」病気のひとつであると言えます。
生死に関わる体験をすると、多くの人には不安、不眠、動悸などの症状が生じますが、多くの場合は一過性です。またフラッシュバックのような症状が生じたとしても、数ヶ月のうちに落ち着く人が少なくありません。しかし時間が経っても楽にならなかったり、かえってますます辛くなることもあります。また、数ヶ月から数年間経ってから、PTSD症状がはっきりとしてくる場合もあります。

(※厚生労働省HPより引用)

実際本人が死の危険に直面せずとも、知人や近親者の死や事故などの知らせを受けたり、自分ではどうしようもない圧倒的な強い力に直面した際に起きるショックが、いわゆるトラウマとなって何度も繰り返しそのショックを受けたり、部分的に記憶障害となることを指します。

自分から死にたいと願う希死念慮や自殺願望と異なり、生きたいと強く願う人ほどPTSDの症状は強く出るんだと思います。生への執着が強ければ強いほど根源的に死への不安や恐怖が強くなるからです。戦場から帰還した兵士の多くがPTSDを発症するのは、やはり「生きて帰りたい」という強い思いのある中で、多くの人の死を目にするからでしょう。


人間誰しもが多かれ少なかれトラウマを抱えて生きています。全くトラウマがないという人は無意識に記憶に蓋をしてトラウマ自体をなかったことにしているだけに過ぎません。幼少期に恐ろしい目にあったり、悔しい思いや悲しい経験をしたことは誰もが持っている記憶です。それを常日頃思い返していては日常生活に支障が出るので、無意識に記憶が封印されているんです。

ですから、トラウマの克服という言葉は正確ではありません。どちらかと言えば、時間とともに癒える(時間とともに記憶が薄れる)の方が正しいでしょう。

PTSDはショッキングなことでこころが傷つき、それがトラウマとなって繰り返し記憶が呼び起こされることで、過度なストレスとなって日常生活に支障をきたす状態のことであって、投薬や外科手術で治るような症状ではありません。


PTSDは双極性障害やパニック障害同様、こころの病気、脳のバグの一種です。楽しいことをすれば治る、仕事や業務から離れれば治る、というわけではありません。周囲に理解のされにくい病気であり、理解している風の人から心無い言葉を投げかけられることも多々あります。

うつ病もある意味でPTSDと似ている側面があり、トラウマとなっているトリガーをふとしたきっかけで思い出してうつになる。いわゆるダウンターンというものがあります。気分や気持ちが落ち着いている状態から、ドーンと2,3段階気持ちが落ち込むというイメージです。こうなると、ベッドの上から身じろぎひとつ取ることも億劫になり、食欲も睡眠欲もわきません。


一体どうしたらこころの病を抱えた人とうまく付き合うことができるのでしょうか。その答えはまず、本人にカウンセリングを受けさせることです。投薬で改善することもありますし、カウンセラーに話を聞いてもらうだけでも改善する可能性があります。

次に距離を置くことです。なんとかしてあげよう、と親身になったりすることはむしろ逆効果になることが多々あります。関係を断つのではなく、困った時は頼ってね、というスタンスを崩さないことです。

こころの病を抱えた人の多くが正常な判断能力や認知能力、社会性や共感性を失ってしまっています。放置すればするほど、孤立し症状も悪化することもあります。つかず離れずの距離感とは難しいものですが、通院や服薬を見守ることの大事さと適切な関係性の構築、そして何より困った時の頼れる存在こそ、こころの病を治す過程で重要だと思います。


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