Hiroshi Taketani

海の街「葉山」から山のこと、旅のことを中心に。 日頃の写真も備忘録として。

Hiroshi Taketani

海の街「葉山」から山のこと、旅のことを中心に。 日頃の写真も備忘録として。

マガジン

  • 十勝岳 日帰り縦走

    十勝岳温泉凌雲閣〜かみふらの岳〜十勝岳〜吹上温泉 日帰り縦走

  • 飯豊連峰縦走 Fastpacking

    大石ダムから大日杉小屋まで全長48㎞/累積標高3,664m  通常2~3泊するコースを軽量装備で1泊で踏破します。

  • みちのく潮風トレイルを歩く

    青森県八戸市から福島県相馬市まで1025㎞太平洋沿岸の森、里、川、海を「みちのく潮風トレイル」をセクションハイクしている現在進行形な話

最近の記事

1998年 沖縄・八重山諸島の自転車キャンプツーリング

1998〜1999年 沖縄本島・八重山諸島へMTBにテントなどの荷物を満載にして島旅へ。 当時、椎名誠の本を読み漁り、離島キャンプへの憧れを持っていた。 きっとそんな人達がいっぱいいたのか…当時の情報は紙媒体が中心だったので「SHIMADAS」と言う離島だけの辞典のような本まで刊行されていて参考にさせてもらった。 MTBは、仲間と相模湖ピクニックランドのクロスカントリーコースを乗り回し、キャンプは川や山で慣れていた。 とは言え、輪行(専用の袋に入れ、電車や飛行機に載せる)

    • 1997、1998年は東南アジアへ

      北海道から帰って来てしばらくして、沢木耕太郎さんの「深夜特急」に影響され自分の中でバックパッカーブームが沸き起こり、大学を中退してシンガポールやインドネシアへ。 ビザ免除の期間やお金がなくなったら帰国してバイトでお金を貯めまたタイやマレーシア。 当時、1泊100〜500円、シンガポールはちょっと高くて2,000円くらいの宿で、食事も1日数百円で過ごしてた。 写真を見返すと、いかにお金を使わないかを徹底していた記憶が甦って来た(笑)

      • 1997年 旅が好きになるきっかけとなった北海道一周

        大学に入学し「中型二輪」の免許を取得。 原付50ccの頃からオフロードバイクを乗り回しチョコっとした遠出はしていたけど、いよいよ憧れのロングツーリング。 北海道を一周すること以外、何も決めてない旅。 情報は地図と雑誌と現地での口コミだけ。 東京有明埠頭から釧路港、フェリーにバイクを載せるのも初めての経験。 上陸してまず感動したのは、まっすぐな道。 ノンビリと、ゆったりと、した自然と人達。 広く大きな大地に圧倒され、今でも大好きな北海道。 ボーイスカウト、ワンダーフォー

        • 霧ヶ峰・美ヶ原中央分水嶺トレイル

          予定があいた週末に、以前WEBで目に入った綺麗な稜線を思い出し、仲間を誘って中央分水嶺トレイルへ。 地図を取り寄せに一週間くらい掛かり、忘れた頃にやってきた。 トレイル上にテントサイトが無かったり、スタート・ゴール、エスケープ含め公共交通機関が無さすぎる。 車2台で1日目スタート、宿泊地。2日目に宿泊地、ゴールに置くことに決めた。 荷物は特に新調したものは無く、ある物を詰めた感じ。5月とはいえキャンプ地は標高1,400mとなるので防寒対策はしっかりと。 居住地の天気予報

        マガジン

        • 十勝岳 日帰り縦走
          1本
        • 飯豊連峰縦走 Fastpacking
          5本
        • みちのく潮風トレイルを歩く
          7本

        記事

          かみふらの岳〜十勝岳 日帰り縦走

          週末の出張仕事を終え、北海道の友人と早朝に現地集合。 車2台あるので、スタート・ゴール地点に車を停めちょっと遠くまでの周回コースを設定してみた。 ゴール地点の吹上温泉に1台停め置き、スタート地点の凌雲閣まで車で上がって行く。 駐車場を抜け、しばらく林道を歩くと次第に火山らしい雄大な山並みが見えてくる。 安政の火口を過ぎると、ハイマツ、高山植物の林を尾根に向けいっきに標高を上げていく。 稜線に近づくにつれ、雲の中へ。 かみふらの岳山頂に着いた頃には、周りは真っ白。 真

          かみふらの岳〜十勝岳 日帰り縦走

          飯豊連峰 縦走Fastpacking その5

          御西小屋からは、ゆるやかにお花畑のような稜線が続いていく。7月、8月の時期はキレイなのだろうと想像をしながら、ゆっくりと歩いていく。 飯豊山手前の駒形山から最後の登り。今まで、ツライ場所もあったけど、ここまで来ると、稜線歩きが終わってしまう寂しさがある。 飯豊山山頂から振り返る。山形出身で何度も飯豊連峰に来ている友人も驚くほど、2日間の天気がよく、縦走路が見渡せる天気は少ないらしい。 一番右奥の朳差岳から、天候にも恵まれ、日焼けあとがヒリヒリしてきたけど、多くの峰々を越

          飯豊連峰 縦走Fastpacking その5

          飯豊連峰 縦走Fastpacking その4

          満月に照らされる縦走路、予定の梅花皮小屋まで行けなかったので、まだまだ先は長い。左奥が飯豊山 東側の景色が抜けた、朝日に照らされるテント場 5:45頃日の出に照らされる門内小屋。飯豊連峰は避難小屋とは思えないほど立派な作りの建物が多い。 簡単な朝食を済ませ、6:20 2日目がスタート。門内岳(1,887m) ここから2,000mを越える山々を越えていく。 台風一過で快晴の空。今日も暑くなりそうだ。歩き出してすぐに長ズボンから短パンに履き替える。ファストパッキングは歩く

          飯豊連峰 縦走Fastpacking その4

          飯豊連峰 縦走Fastpacking その3

          朳差岳からは日本海まで一望でき、佐渡ヶ島出身の友人と彼の故郷を望む。 朳差小屋を通ると、一度、高度を下げてからの鉾立峰が立ちはだかる。 遠くからは、なだらかに見えていた稜線は、山に近づくと大きな壁のように見える。 ↑大石山から振り返ると、辛かった鉾立峰(左)と朳差岳(右) 頼母木小屋周辺から頼母木山と地神山。 写真を忘れたけど、頼母木小屋の水場は、水道から冷たい水が汲める。 3連休で頼母木小屋には、すでにテン場いっぱいのテントが張られている。 小屋番の方から情報では、

          飯豊連峰 縦走Fastpacking その3

          飯豊連峰 縦走Fastpacking その2

          9月18日(土)16:00 これから台風がくる東京を出発し北上をしていく。 台風は思ったより南側のコースをたどり、雨は降っているものの嵐という訳ではなさそうだ。 19:30頃 磐越道 会津若松ICを降り、喜多方の街で晩御飯と買出し。 コロナ禍もあり、街のほとんどのお店が閉まっている。これは、晩飯難民かと思っていたところ一件だけ営業していた「中華屋 永豊」助かったし、旨かった!  22:00には、明日の早朝に山形の友人と待ち合わせする「大日杉小屋」へ到着。台風の予報とはいえ

          飯豊連峰 縦走Fastpacking その2

          飯豊連峰 縦走Fastpacking その1

          新潟県、福島県、山形県の県境に位置する飯豊連峰。雑誌のロングトレイル特集を見て一目惚れ。「いつの日か行きたいな」と調べるほど、公共交通機関が少なくアプローチが難しい。 小国駅~飯豊山荘 7月1日~8月31日までしかバスが運行していなかったり、山都駅~川入キャンプ場は運行停止になっていたり、、。 どちらもタクシーとなるのが一般的なのかな? 今回は東京、山形の友人と共に行くため、自分の車1台、山形から1台と入山、下山の駐車場に配置。大石ダム~飯豊山~大日杉小屋と長いコース取りを

          飯豊連峰 縦走Fastpacking その1

          「みちのく潮風トレイル」を歩く7

          【6日目】セクションハイク3日目 水平線ではなく防潮堤から上がる日の出。綺麗だけど微妙な気持ち。 野田村からの道のりは「十ヶ浦公園」を歩き、ほたて展望台と海沿いのロードが続く。振り返ると、永遠と続く野田村を守る防潮堤。 昨日は遠くに見える、あの半島をぐるっと周ってきたんだな。 防潮堤を遥かに越える高さまでの津波。もうよくわからない。 歩いていると、いまだに空き地が多く、威力の凄まじさだけは想像できる。 三陸鉄道「野田玉川駅」付近の商店で朝ごはん。 予定では2日目の宿泊

          「みちのく潮風トレイル」を歩く7

          「みちのく潮風トレイル」を歩く6

          【5日目】セクションハイク2日目 朝の気配がして目を覚ます。4月27日の日の出時間は4:39 寒気が入っていてかなり寒い。コーヒーを飲みノンビリと片付けを開始する。太陽がある時は時間を掛けて乾燥をさせたい。 朝7:00久慈市の街じゅうに「あまちゃん」のオープニングテーマが流れ出す。これ、きっと毎日流れているんだろうな。。2013年に放送なので、もう8年前だ。 ふたたび、「道の駅くじ」に停めハイクを再開、すぐに三陸鉄道 久慈駅の「三陸リアス亭」で朝食。うに弁当が有名だけど、駅

          「みちのく潮風トレイル」を歩く6

          「みちのく潮風」トレイルを歩く5

          【準備】2回目のセクションハイク 今回は4月末、少しは荷物を減らせるかと思いきや直前の天気予報は0℃近くまで気温が下がる可能性も。急遽10月末同様にダウンを詰め込んだ。 前回からの変更点 ・ペグが打てそうなので、テントではなくワンポールシェルター 軽量化 ・鍋料理、魚焼く想定で、深型フライパンを追加 ・折りたたみテーブルを追加 ・四合瓶を運ぶ想定で、丈夫なバックパック 重量増 結果、軽量化よりも、楽しみを優先して重くても耐えられる装備となった。 【2回目のスケジュール】

          「みちのく潮風」トレイルを歩く5

          「みちのく潮風トレイル」を歩く4

          【3日目】雨... テントを叩く雨音で目が覚める。予報通りであれば、これから風雨が強くなる。憂鬱な気持ちで朝ごはんを作り出す。今日は、五穀米おにぎりと塩昆布でリゾット。コンビニのおにぎりは味が濃いのでイロイロな味が楽しめる。 出発するころには、徐々に風も強くなってきた。濡れたテントがズッシリと肩に感じる。 海に面した種市海浜公園には防潮堤があり津波から生活環境を守っている。このトレイルで初めての大がかりな防潮堤に、震災の爪痕として感慨深いものがある。当時のニュースでは大き

          「みちのく潮風トレイル」を歩く4

          「みちのく潮風トレイル」を歩く3

          【2日目】トレイル最高地点へ 買っておいたパンとスープで朝食を取り8:00から歩き始める。2泊3日中日の今日は距離を稼ぎたい。 今日もアスファルトかぁ。4㎞程歩くと、ようやく階上岳登山道が見えてくる。トイレ、自動販売機があり水分の補充が可能。ここまでルート上には商店無し。 ここから、階上岳まで5㎞ほど綺麗な登山道が続く。日本酒の瓶が両肩に重くのしかかる。途中、泊まるはずだった「つつじの森キャンプ場」を通過し山頂を目指すしていく。 山頂付近は参道となっているが、登りは迂回

          「みちのく潮風トレイル」を歩く3

          「みちのく潮風トレイル」を歩く2

          【スタート前に】 盛岡の友人と車でスタート地点に向かう前に、どうしても寄りたい場所があった。電車で行く場合は、JR八戸線トレイルのスタート駅である「鮫駅」の2っ手前「陸奥湊駅」にある陸奥湊駅前朝市で朝ごはんが絶対おススメ。 各お店(おば様が座っている)に、数切れ単位で売られている刺身や焼き魚を購入し、市場奥の定食屋でご飯とみそ汁と共に食べる。 ウニ、いくら、マグロにヒラメ。ご飯よりおかずが多くなってしまった。。 今日の夜に食べようと、干物や乾きものも購入。旅のテーマである

          「みちのく潮風トレイル」を歩く2