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「黙読革命」から「音声革命」へ。

こんにちは、Yuriiiです。

あなたは、本を目で読みますか、耳で読みますか?

1ヶ月ぐらい前に、似たような内容を書きましたが、歴史観点から見ると面白いのでは?と思いました。


まず文字がない時代では、音声で情報伝達がなされていました。

口承で有名どころだと、『古事記』の稗田阿礼といったところでしょうか。

平安時代でも『源氏物語』が口頭で広がっていったり。

世界では文字を読んだり書いたりすることは、特権階級がするものではないと考えられていた時代もありました。

ある意味、「全員」が「黙読」するようになったのは、わりと近代からというか、つい最近の現象なのかもしれません。

貴重品だった書物が、人々の手に入るようになったのは、15世紀のグーテンベルクの印刷革命の後ですから。

グーテンベルクの印刷革命のあと、すぐに書物が大衆に広まったわけではないので、もっと時代は下ります。


そして、今では「ながら聴き」での読書も広がっています。

「オーディオブック」とググってみるとたくさんのサービスがありますよね。

これって歴史が回帰しているように見えるのです。

音読→黙読→音読と。

本来人間は耳から情報を得ていた時代も長かったと考えれば、耳からの方が頭に入りやすいタイプと目からの方が頭に入りやすいタイプと分かれるのも一理あるかもしれません。


Siriみたいな音声AIが広まり、スマートハウスが当たり前になれば、人々は手を使って何かを操作することが減るかもしれません。

書物がまたかつての修道院のように、特定の場所で秘匿されるものになっていくのでしょうか。

「音声革命」で未来が変化することはありうると思うのですが、取り残される人々もいるでしょう。

難聴の方々や、声が出せない方・・・他にもいらっしゃるかもしれません。

技術が発達し、読書といった私にとって身近な日常が変わっていくのは、楽しみですが、「誰も取り残されない」、というのは本当に難しいと感じました。


ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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