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古本の祭典、古本まつりの楽しみ方をお教えします。

古本屋の回り方について、記事を書きました。

今回は「古本まつり」について紹介したいと思います!
なんと言っても秋は古本まつりシーズン!

個人的な二大巨頭古本まつりが一度に行われるからです。

①第62回 東京名物 神田古本まつり(東京 神保町)
10/28~11/3
②第46回 秋の古本まつり-古本供養と青空古本市-(京都 百万遍)
10/29~11/3

この2つはそれぞれ2回ほど行ったことがあるのですが、何しろ規模が違います。

その前に古本屋と古本まつりの違いについて個人的見解を書きたいと思います。

1.古本まつりは古本屋の展覧会

古本屋単体で古本まつりを行うことは基本ないです。

特定の会場に複数の古本屋がお店の本を持ち寄って販売するのが古本まつり。

つまり、ひとつの会場に行くだけで10店以上の古本屋を味わえるのです。

先程あげた二大巨頭は10店どころじゃなくて30ぐらいは余裕であります。

訪れる人の中には、専門家や同業者らしき方もいますが、一般人も入って問題ありません。

2.まず地図をゲットして回ろう

適当に回ろうとするとまず回りきれません。

小規模(10店)なら、通常の古本屋の回り方と同じで1周したあとに目処をつけたところで2周するやり方で楽しめます。

古本屋と違うのは、お店ごとに区切りがあるので、お店の名前とセットでめぼしい場所を覚えておくといいです。

しかし①②のようなところでフィーリングで回ろうとすると人や本に酔うと思います。
※時間によっては、人混みでろくに歩けないことも覚悟する必要があります。

まず大きい古本まつりでは入り口あたりに地図が配布されていますので、地図をGETしてください。

そして最初はじっくり見るのではなくて、パッと見てここは分野が合わないなというお店の場所に印をつけます。

それを一周して選択肢を絞ります。
2周目3周目繰り返してやっと買いたい本を決められる感覚です。

私の場合購入まで3時間は余裕でかかっています。


3.古本まつりは会場の外の古本屋も楽しめる!

これが古本まつりの醍醐味かもしれません。

まず、古本まつりは古本屋の展覧会と言った通り、そのお店の全ての本がある訳では無いのです。

なので、この古本屋と趣味が合うな!とマッチングしたら直接その古本屋本店(?)に行ってみることが出来るのです。

大体近いところにありますしね。

ただこれまた二大巨頭になると話が変わるわけです。

神保町と百万遍はそもそもが古本屋の街です。

神保町は出版社が乱立しており、本屋の街としての歴史が長い。

百万遍はすぐそばに京都大学があり、教授や学生が残した書籍や専門書がとにかく豊富。

貴重な本も多いのはもちろん、状態も大概良いです。

古本って安いけどその分背が茶色になっていたり、斑点があったりします。

それがいいという方は問題ないのですが、私はできる限り状態がいい本を買いたいというワガママなタイプです。

それが二大巨頭は状態がいい本が多いのでさらに垂涎もの…

脱線しましたが、とにかく会場に行くまでに古本屋にめちゃくちゃ遭遇します。

下手したらいつまで経っても会場に行けません。
会場までの古本屋も古本まつりに参加してますし…

街全体挙げて古本まつりを実施している地域はなかなかないと思うので、道中も楽しんでみてください!


二大巨頭二大巨頭と言っていますが、他にもこの古本まつり推しだよ!があれば、ぜひ教えて欲しいです。

直ぐに予定合わせて飛んでいきます。

二大巨頭は年に1回しかやっていないので、もし古本まつりの時期に神保町や百万遍周辺に行く方は少し覗いてみると本好きの熱狂を感じられるかもしれません。

そして本好きにとっては戦場。
基本的に早い者勝ちなので、既に無くなっていたりします。
全集の中抜きとかですね(今は全集もバラ売りされていることが多いです)。

水分補給しっかりして、本の祭典に今年も飛び込もうと思います!

さてここまで読んでくださって、興味を持ってくださった方は、ぜひ以下のサイトを見て近くにどんな古本まつりがやってるか調べてみるのをおすすめします!


ぜひ良い読書ライフを!!