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崩れたケーキが表すもの
高島屋のクリスマスケーキが一部潰れてデリバリーされたということがニュースに上がっていたのは数日前のことだ。多くの人の非難の声がニュースに流れるほどのインパクトを作り上げ、ケーキを受け取った当事者ではない人たちまでが参加して文句を言っていた。
けれど、アメリカだと(そしてパラスチナやウクライナはもちろん)こんな事態がニュースになること自体が不思議であろう。文句を言う人はいるだろうけれど、ここまでニュースになる事は無い。大した事では無いのだ。
サプライチェーンに関与した仕事をしている人には気になる事象かもしれない。けれどそれだけのことだ。
もちろん子供たちが楽しみにして待っているケーキが崩れて届いたらがっかりするのは無理ない。けれども、生きていると、いろいろな不都合が起こり得ることを学ぶのに早すぎることはないだろう。そこから何かを学ぶ、あるいはつまらないことを、さっさと忘れて、生きていく力が養えるかもしれない。他の国で長く暮らすと、理不尽なことに耐性がついてくるのがわかる。いちいち腹を立てずにクールに乗り切ることが求められる。
パレスチナやウクライナに起きていることと比べて文句を言うなといっているのではない。比較ではない。比較にすらならないのだ。
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