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科学教育ー化学ー
化学とは?
化学は、身の回りにあるすべての物が、どんな材料(成分)でできているのか、そして、それらがどう変わるのかを調べる学問です。食べ物や水、空気、さらには自分の体まで、すべては小さなつぶ(原子や分子)からできていて、化学ではそのふしぎを解き明かしていきます。
化学で学ぶ主なテーマ
1. ものの性質(せいしつ)
内容: いろいろな物が、どんな形や色をしているか、どんなにおいがするか、固いかやわらかいかなど、性質を知ることから始めます。
例:
お砂糖は水に溶けるけど、油は溶けないのはなぜ?
ゴムはびよーんと伸びるのに、ガラスはすぐ割れるよね!
2. とっても小さなつぶ(原子と分子)
内容: すべての物は、とても小さな「原子(げんし)」というつぶからできています。その原子が集まって「分子(ぶんし)」を作り、いろいろな物ができているんだよ!
例:
水は「水素(すいそ)」と「酸素(さんそ)」という2つの原子からできています。水の中では、これらがくっついているんだ。
3. 化学反応(かがくはんのう)
内容: 物が他の物に変わることを化学反応と言います。物が燃えたり、溶けたり、新しいものができることが化学反応です。
例:
お料理をするとき、材料が混ざって焼けておいしい食べ物ができるのは化学反応のひとつだよ。
鉄が赤くさびるのも、空気と反応して新しいもの(さび)ができるからだよ。
4. 酸(すっぱいもの)とアルカリ(ぬるぬるのもの)
内容: 酸っぱさやぬるぬるした感じの元になるものを学びます。酸とアルカリが混ざると、「中和(ちゅうわ)」といって、お互いの性質を消しあうことができるんだよ。
例:
レモンが酸っぱいのは、「クエン酸」が入っているから。
重曹とお酢を混ぜると泡が出てきて、きれいにする力も強くなるんだ。
5. 燃えること(燃焼)
内容: 物が燃えると、熱や光が出てきます。燃焼は、物が酸素と結びつく化学反応の一つです。
例:
キャンプで火をつけると、木が燃えてあったかくなるね。それは、木が燃えて新しいものに変わっているからだよ。
6. 混ぜることと分けること
内容: いろんな物を混ぜたり、分けたりする方法を学びます。水と砂糖は混ぜると一緒になるけど、油と水は混ざらないよね?
例:
レモネードを作るとき、お水と砂糖は混ざるけど、油を入れても一緒にならないのは不思議だね!
7. 物の形が変わること(状態変化)
内容: 物が「固体(こたい)」「液体(えきたい)」「気体(きたい)」に変わることを学びます。氷が溶けて水になり、水が蒸発して水蒸気(すいじょうき)になるのもこれだよ。
例:
冷たい氷が溶けて水になるのは、固体が液体に変わるから。
水を沸騰させると、蒸気になってお鍋から湯気が出るよね!
化学の学びがどう役立つか
化学を学ぶと、食べ物やおもちゃ、服や薬、さらには空気や水も、どうやってできているのかが分かるようになります。お料理をしたり、遊んだり、毎日の生活の中で、化学を使って楽しく工夫したり、もっと安全に使えるようになります。