【習慣は一度失敗すると、ずっと失敗する負のスパイラルに…】
習慣化に近道は無い!繰り返す事が唯一の道!
よく習慣化を題材にして書籍が出てきますが
スピリチュアルは置いといて…ほぼ全ての書籍で共通するのが“繰り返す”こと
こればかり必ず必要となる
もしこれが書かれていない習慣化本があれば、、、、、
科学的には証明されていない未知なる宇宙のエネルギーやら生命の内なるパワーに頼っている可能性が高い
それが好きなら好きで否定はしないですが、ここでは科学的な視点から習慣化の話をします
まず紹介するのは、2005年にイギリスで行われた、“新規オープンしたジム会員の習慣化”の研究
※参考文献
“ジムと習慣化”
はよく聞く組み合わせだと思う
「運動を習慣化するのは難しい…」と以前紹介しましたが、今回は新規会員94名を3ヶ月に渡って追跡し、運動習慣が定着する経緯を調べてくれました
研究からわかったのは…
最初は高額のお金を払っているため、少なくとも最初はほとんどの人がちゃんとジムに通っていた(そりゃそうだよな(笑))
しかし、どこの国だろうと人は似たような行動をしてしまう訳で
“71%がまともに継続(毎週決まって通う)できなかった”
注目したいのが
《残りの29%がなぜ継続できたのか?》
という所である
この29%の人は、決して意思が強かった訳ではない(事前の意思力テストでは71%の人と差はみられなかった)
そして、そもそも運動が好きだった訳でもない
つまり、人の内面に秘められた能力や才能という訳ではなかった
《では何が差になったのか?》
実験結果から見てみると習慣化した被験者は
“少なくとも最初の5週間は決まった日時にジムに通っていた”
事がわかった
そして5週間が過ぎると、意志の強さとは関係なく自動的に通い続けるようになった
このパターンは既視感があって分かりやすいが、同じ条件で繰り返すうちに、人は意志に問いかけるのをやめ、黙ってその行動を取り続けるようになる
《ジムに通い続けた人と通えなくなった人の差は何だったのか?》
追跡調査後、被験者に質問をしたところ
通い続けた29%の人たちは、入会当初に比べて「運動は自分で管理して行えるという感覚が強くなった」と答えていた
つまり
運動習慣という、習慣化の中でもかなりハードな内容でも、最初に比べると抵抗なくスムーズにできたということだった
この研究の一番面白い所が…
途中で諦めた71%の人たちは、逆に「運動に対して、より抵抗が増した」と答えていた
恐ろしいことに、“習慣化は失敗すると、より抵抗感が増して習慣化しずらくなる”のだ
この研究を見て思ったのが
「ダイエットとめっちゃ似てるやん!!」
ということ
ダイエットも失敗すればするほど、痩せづらい体質になる
これは体が「次いつ栄養入ってくるか分からないから、もしもの時に備えて蓄えておこう!」となるからだ
まぁ最初から科学的に合った内容で成功組に入ればいい事なんだが、多くの人はその「科学的」の調査をサボる
そして自身に合わない、習慣を突然無理に行う事で失敗し、より堕落していくのだろう
これは自分の体験談でもある。。。。
学生時代に勉強や運動をサボりにサボって、文武ともに落ちるところまで落ちた
そしてプロフィールの名前の通り「落ちこぼれ」と呼ばれた…
さぁ
研究の話に戻すと
29%の習慣化成功者は、より成功を掴んでいる事がわかった
なんとこの被験者たちは、ジムに行く回数を「もっと増やしたい!」と答えていたのだ
成功者は“習慣を続ける”
だけに収まらず、より上を目指す
学生うちから科学的に正しい習慣化を身につけるだけで、どれだけ差が広がっていくのか、想像するだけでも恐ろしい…
はやく生徒たちに教えねば!!!!!
(って思っていたら、ちょうど先日校長先生に呼ばれて、生徒を体育館に大集合させて講演する事になりました。一度で全員へ伝えられるなんて、なんてラッキーなんだ!!!!1時間じゃ足りないけど、、、、涙)