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アマゾンアウトレットの「ほぼ新品」本を狙え

私はアマゾン信者でもなければ、アマゾンアソシエイトに登録している回し者でもない。が、本を手軽に素早く手に入れられることもあって、私はアマゾンをそれなりの頻度で利用している。

そんなアマゾンに、アマゾンアウトレットというサービスがあることはあまり知られていないように思う。これは、アマゾンが公式に運営しているB級品ストアであり、他業者が出店するマーケットプレイスとは異なる。ここで扱われる商品は全て中古扱いとなり、商品の状態も「可」「良い」「非常に良い」「ほぼ新品」という、中古商品に準拠した記載がなされる。

アマゾンアウトレットの商品基準については、以下のブログが分かりやすい。

状態が「可」の商品の中にはひどいものもあるらしい(筆者は未確認)が、「ほぼ新品」という表記のある商品は、値下げの主な要因となる商品の瑕疵(カバーの損傷など)に関する記述が無い(=万全の状態)。実際、今まで利用してきた限り、表記通り新品に近いものばかりだった。

そこで、この記事ではアマゾンアウトレットの「ほぼ新品」本をオススメするべく、色々と書いてみる。なお、繰り返しになるが私は信者でも回し者でもアフィカスでもないのでその旨ご理解いただきたい。

アマゾンアウトレット商品の調べ方

その前に、アマゾンアウトレットの探索方法を簡単にまとめておく。まずは検索エンジンで「アマゾンアウトレット」と検索するのが手っ取り早い。

上位に出てきた「amazon.co.jp」から始まるページを開くと、「本・コミック・雑誌」とか「パソコン・周辺機器」といったカテゴリの一覧が表示される。私は専ら本を購入するので、「本・コミック・雑誌」を選択。

すると、本のカテゴリに入る全てのアウトレット商品が、ズラーッと一覧で表示される。コミックやら新書やら、雑多な状態であるためこのまま探すのには向かない。

そこで、「絞り込み」機能を使って、面白そうな本にあたりをつけていく。本のカテゴリで使える絞り込みの条件は、

  • ジャンル

  • 価格(0-1500、1500-3000、3000-5000、5000-10000、それ以上、という区分に分けられる)

  • 発売日(3・7・30・90日以内、という大雑把な範囲)

  • 著者(ごく一部しか表示されない)

  • 出版社(ごく一部しか表示されない)

  • フォーマット(単行本、文庫など)

がある。このほか、ユーザーレビューの星の数で絞り込んだり、並び順を変えたりすることができる。

試しに「フォーマット」を「新書」にして検索し直すと、「10,000+」と表示されていた件数は、約1500程度まで絞られる。明確な欲しいものは決まっていないが、何か良さそうなものを見つけたい、という場合にはこの探し方が有効である。

なお、欲しい商品が既にあって、その商品がアマゾンアウトレットから出品されているか知りたい場合は、各商品ページの「すべての出品を見る」を選択することで、その本のアウトレット在庫があるか調べることができる。

「ほぼ新品」を探す

残念ながら、アマゾンには商品状態で絞り込む機能は存在しない。そうなると、検索結果から一つ一つ商品ページを開いて、状態を逐一確認するしかないのか。

恐らく多くのカテゴリではそうなるが、一部の本に限っては別である。というのも、これは完全に私の感覚であるが、250円近辺の値段がつけられている本は、「ほぼ新品」である可能性がそれなりに高いのである。

例えば、私がアマゾンアウトレットに注目するきっかけになった、やくみつる「雑学の威力」。定価は836円(消費税10%込)だが、状態が「ほぼ新品」のアウトレット品は、私が購入したときは250円。これを書いている2022年9月7日時点では247円である(価格表記が違うのは恐らく新品が優先されるため)。

この他にも、探せばいくつも見つけることができる。こういった商品は、「フォーマット」を「文庫」や「新書」にして絞り込み、並び順を「価格が安い順番」に変更すると、効率的に見つけることができる。勿論、同価格帯でも状態は本ごとに異なるため、「ほぼ新品」の在庫があるかどうかはその都度商品ページを確認する必要がある。

この価格帯以外にも「ほぼ新品」の本は販売されているが、それらは概ね250円以上で、在庫は一点のみであることが多い。一方、上記の250円前後で販売されている本は、在庫が複数点あることが多い。これは完全に推測だが、恐らく前者は未開封で返品されたもの(新品としての販売は出来ないが新品同然)で、後者は余剰在庫の処分的な意味合いが強いのではないかと考えている。

おわりに

上手く利用すれば、思わぬ形で本と出会うことができ、しかも格安で入手できる。読書好きとしては、アマゾンアウトレットは見逃せない通販サイトなのではないかと思う。

アマゾンアウトレットとは異なるが、同様に新品の本を格安で購入できる「バーゲンブック」というものも存在するが、それについても気が向いたら書くかもしれない。

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