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やっぱり本は本屋さんで買いたい―後ろから見て本を買う

こんにちは、scherzです。


巣ごもり消費、ということで書籍の需要が高まっています。それにしても、カミュ『ペスト』のミリオンセラーには驚かされました。

本をネットで買うか実際に本屋さんで買うか、はたまた、紙の本かデジタル書籍か、などの選択はしばしば論争を引き起こします。

ちなみに、私は基本的に本屋さんで買う派です。ネットで買う機会も多いですが、その場合も紙の本を購入します。

理由はよくあるやつです。紙の触感が好きだったり、めくる感覚を味わいたかったり。あとは、デジタルで読んでいるとブルーライトが気になったり、紙の本の方が内容が入ってくる、といったあたりが理由です。

しかし、実はもうひとつあります。それは、本の後ろの方を見たいからです。ちなみに、これは研究書や哲学書を買うときにするやり方で、小説の時とかはしていません。


分かる方には分かると思うのですが、研究書や哲学書を読むとき、注や参考文献にまで目を向けておきたいからです。特に哲学書について言うと、注や解説なしに読むことは、少なくとも私にとって不可能であります。

だから、できるだけ注や解説が詳しい本を選びたいと思うわけです。しかし、ネットショッピングだと注や解説がどのくらい詳しいのかを把握することは難しいように感じます。Amazonには「試し読み」機能がついているものもありますが、冒頭から一部を閲覧できるにとどまります。

ちなみに、奥付も確認しています。一応説明させていただくと、奥付にはその本の情報が記載されています。書名、著者、編集者、訳者、発行年、発行所、改訂歴、増刷歴などなど。まあ、これはネットでももちろん確認できるわけですが。訳書とかだと、何年前の訳なんだろう、とか確認できるのであまりに古い訳だったら新しめの方を探したり。


以上、私が本、特に研究書や哲学書を買うときに後ろを見て買う理由です。あまり参考にならないと思いますが、よろしければ奥付を見て見たりするだけでも結構面白いです(人気作品とかだと増刷歴がトンデモないことになっています)。

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