すこしキャラメリゼした、独活(うど)のグラッセ 〜春の味、”うど”を簡単においしくいただきましょう〜
この頃を過ぎてくると、春の山菜が出回ってくる。山菜の独特のえぐみにはデトックス効果があって代謝が低くなった冬のあいだ中、身体に溜め込んだ毒素を排出してくれる役割があるのだという。
それに、春になって目を醒した冬眠明けの熊は、すぐには何も食べることができず、目が覚めたらまず最初に ”蕗のとう” を食べて体の毒素や腸内に溜まったフンを出してから覚醒するらしい。(ゴールデンカムイでもそんなシーンがあった。) 自然はすごい。ほんとうにすばらしい。
だから、春の山菜のえぐみは天からの恵である。苦手な方もいるかもしれないけれど、とても理にかなってる自然の摂理。熊のようにわかりやすくないけれども、人間の身体も冬の間は冬眠しているらしい、冬の体と夏の体はちがう。春、そしてこれから夏を迎えるにあたってぜひ食べておきたい、春のえぐみ。
今日は春うどを使って、あく抜きなどの下処理なしの「ちょっちキャラメリゼしたうどのグラッセ」に。ちょっと変わった料理ですが、とってもうどに合う料理法。うどが苦手な方も美味しくいただいてもらえると思います。だってねまず、”うど”だってわからないもの。笑
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